追う状況で、本割と優勝決定戦と2連勝するのは至難の業です。
ケガをした状態で、これを成し遂げたことは信じられません。
その後のインタビューなどから2つの事に刺激を受けました。
一つ目はNHKのインタビューで稀勢の里がケガを押して出た
本割前の心構えです。

「足は動くから、足でなんとか」
その相撲を見ると確かに、足の動きで勝ったようなものでした。
足るを知るという言葉そのものです。左手が使えなくても右手
と足がある、これをどう活かすかを考える積極的思考です。
優勝決定戦では、右手の小手投げで勝ちを収めました。
もう一つはネットの記事から、回復力の早さです。これは
普段の稽古で体を鍛えていたことと繋がっていると思います。
普段から自分の仕事に対して精進しているか?と自分に問い
かけてみると「はい、そうです」と言えない自分がいました。
不断の努力と積極的思考が、今場所の奇跡の逆転優勝を生んだ
のだと思います。
ちなみに、今何をしたいですか?というインタビューに対して
稀勢の里は、「う〜ん、稽古ですかね」
私は、冗談でもそんなこと言えません。
