2016年12月23日

あなたの会社は業界の平均より上?それとも下? [Vol 237]

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  あなたの会社は業界の平均より上?それとも下? [Vol 237]

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目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  1.あなたの会社は業界の平均より上?それとも下?

  2.平均以下だと経営システムのどこかが間違っている

  3.業界平均以上の会社の課題              

                                          .+ 
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  1.あなたの会社は業界の平均より上?それとも下?
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 経営者が集まる会に参加しますと、社長になったばかりの人、社長

 になる前の人、事業を継承した人、事業を立ち上げた人とほとんどの

 人の状況は違います。

 恐らくこれは従業員の環境の違いの比ではないと思います。

 このように状況の違う人であったも、扱いはほぼ同じです。私のよう

 な独立起業して一人でやっていても法人格を持っていれば同じように

 扱ってもらえるんです。

 しかし実態は全然違います。資産も違えば従業員数も雲泥の差。

 同業で、同じようにセミナーを受けていても中身は解らないままです。

 こんな状態が続くと業界でビリにいても、業界会合に参加すれば

 平均か。平均以上だと勘違い
してしまいます。

 悪くても平均より少し下ぐらいと思ってしまうものです。

 経営計画を立てるにあたっては、自社がどの位置にあるのかをしっかり

 と認識する必要があります。

 最初にチェックしなければならないのが、一人当たりの年間粗利益額

 です。これが業界以下だったら厳しい状況であると考えてください。

 その理由は家計に置き換えれば解ります。

 一人当りで考えれば、人件費やその他の経費は最低限掛かってくるもの

 があります。差がないと考えると入ってくるお金(粗利益額)が平均

 より高いとそれだけお金を自由に使う
ことが出来ます。

 平均以上あると楽に運営出来ることには間違えありません。

 一人当り粗利益額が平均以上になって初めてまともな経営が出来ます。

 それまでは、利益性を確保することを念頭に置いて経営計画を立てな

 ければならないのです。

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  2.平均以下だと経営システムのどこかが間違っている
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 一人当り年間粗利益額が業界平均以下だったら、自社経営システム

 のどこかが間違っている
と考えることです。

 経営計画は、ここからスタートしなければすべて絵に描いた餅にな

 ってしまいます。

 業界平均以上だったら、次のステージに進みます。平均以上だからと

 言ってそこに留まっている訳には行きません

 なぜなら、競争相手はどんどん追いかけてきますし、市場は常に変化

 しているからです。

 経営システムを見直すことについては解って頂いたと思いますが、

 どうやって見直していくかですが、これがそう簡単ではありません。

 これも社長の実力によって変わってきます。必要なのは自分の戦略

 実力を知る
ことです。

 原理原則が解っていないと経営計画は、立てることは出来ません。

 最近竹田先生が『経営の基本原則理解度』をチェックする問題集を

 作られました。こういうのでチェックするのもよい方法だと思いま

 す。戦略社長塾に参加されても実力ははっきりします。

 何れにせよ、原則を理解している人と知らない人では達成までの

 速度も手順も違います。
呑み込みが早い人とはコツを知っている

 人のことを言います。

 コツとは、原則そのものです。

 まずは、経営の原則、戦いの原則を理解することです。

 そして原則との違いを空の心で比較してみてください。

 例えば、利益が出ていないのに間接販売している。

  利益が出ていないのに業界と同じことをしている。

  利益が出ていないのに、大手と戦おうとしている。

  利益が出ていないのに、特徴のあるものを作ろうとしていない。


 皆さんの会社は大丈夫ですか?

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  3.業界平均以上の会社の課題
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 一人当りの年間粗利益額が業界平均をたまたまその年上回っていた

 としても、経営システムに不備はないということにはなりません。

 3年〜5年続けて初めて経営システムの善し悪しが解ります。

 そして次にチェックするのが一人当たりの年間純利益額です。

 節税対策を多くするところは勿論、純利益額が少なくなります。

 純利益額を多くするには、節税などしても仕方がないという社内の

 状況を作り上げなければなりません。

 社内の環境が完全に揃ってからでないと純利益は残りません

 私は14年目でようやく事務所を借りました。そして机と椅子を

 今まで人からもらってきたものでしたが、新品に買い替えました。

 これらの引っ越しや買い替えで、一昨年はほとんど利益が出ません

 でした。それに比べれば今年はそういったものも思いつかず多少

 利益は残りました。

 一人当り年間純利益額も同じく業界平均以上にする必要があります。

 この金額は3倍を目標にしてください。

 利益が出る体質から利益が残る体質にしていということです。

 黒字の中小企業は、30万から40万円ですのでこの3倍というと

 一人税引き後100万円を毎年貯蓄することになります。

 10年で1000万円の一人当り自己資本額か増える訳ですから、

 他社と差がついても不思議ではありません。

 こうして利益の蓄積が出来てもまだ課題はあります。将来のための

 投資です。
この説明については次回に回すとしまして、ここでお伝

 えしたいことは、毎月、毎年の支払いが出来たということは経営

 システムの善し悪しで考えると下の下ぐらいになるということです。

 世の中上には上がいます。

 そんな会社に負けないような立派な会社を作っていきましょう

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆経営計画の立て方◆
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