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経営計画なき社長に誰も付いて行かない [Vol 236]
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016/12/09━■□■
目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.経営計画なき社長に誰も付いて行かない
2.経営計画作りは、決算書の分析からスタートするな
3.経営計画に理念もビジョンも必要ない
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1.経営計画なき社長に誰も付いて行かない
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経営と戦争とは勿論違います。戦争となると命が掛かっています
ので、戦いを挑むことは自らも兵力を失うことになります。
豊臣秀吉が100戦して100勝したと言われしますが、本当に
100回も戦ったら、国が滅びてしまいます。
100回どころが3回すれば滅びると思います。
経営の場合は、将軍が死ぬわけではありませんので何度も戦いが
行われます。その戦いも自分の意志とは別のところで起こっている
から厄介です。
例えば、町の本屋さんは同じ町の本屋さんが競争相手と思っていたら
近くにショッピングセンターができたことで、お客さんがその
店と比較して競争つまり戦いが勃発します。
さらにインターネットの普及で戦いは激化してきました。
お客さんの選択肢が増えれる度に戦いが増えるということ
になります。
戦争とはその戦い方が異なりますが、どのように競争で勝つか
という点では同じです。
もし皆さんのところが戦争になり戦いに借り出されたら、こうして
やれば勝てるというシナリオがある将軍と作戦は出たとこ勝負で
兎に角頑張れと威勢のいいことばかりを言っている将軍では
どちらを選びますか?私は勿論前者です。
どうすれば業績が良くなるかという作戦計画書もなく経営している
会社に優秀な人が育つとは思えません。
船に例えれば羅針盤なしに外海に出るようなものです。
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2.経営計画作りは決算書の分析からスタートするな
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私が経営計画なるものを作ったのは、前の会社に勤めていた時です。
この時は、何も解らず本屋さんに行って中期経営計画の立て方に
関する本を4、5冊購入してきて読みあさりました。
一番気になったのが、1人当たりいくらの売上を上げるのが妥当か
という点です。
ソフトウェア会社でしたので、ほぼ人件費です。売上=粗利益と
考えても良いわけです。当時お付き合いのあった大手コンサル会社
に聞いてもその答えは返ってきませんでした。
とりあえず人件費は払えていたのですが、将来社員の給与を上げて
行かなければなりません。
そんなこともあり、妥当な稼ぎ高というのを知りたかったのです。
こんなことから始めた経営計画書づくりでしたので、決算書の分析
はとても興味がありました。
書籍には、経営分析の仕方が沢山の種類が載っていました。
ところが、計算は出来るのですが自社の値がよいのか悪いのか
さっぱり解りません。
自己資本比率は、自己資本額を総資産で割れば出てきます。
高い方がよいと書いてあるだけで、自分の業界ではどうなのか
が解りません。
固定比率などは、計算式が書いてあるだけで計算したものの
一体なんだったんろうという感じです。
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ランチェスター戦略を実践に活かして業績を高めたい方へ
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3.経営計画に理念もビジョンも必要ない
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そして次に行うのは、分析した結果に基づいて計画を立てるの
ですが、先程お伝えした作戦計画書は立てることが出来ません
でした。そして売上の目標を予測してそれで終わりでした。
次に行ったのは独立してすぐです。
独立してどういう方向に進んでいったらよいのかを見極める
ために経営計画に挑みました。
まずはSWOT分析です。と言っても自社の強みとか弱みとか
脅威とか機会と言ってもさっぱり解りません。
仕方がないので、経営理念を考えたのですがこれも浮かびません。
現在経営理念はありますが、黒字決算を5回ほど続けてから考えた
ものです。次に行動指針も考えることにしました。
実績がない状況で、経営理念とか指針とか言われても本心から
出てきたものではありません。
将来のビジョンも同じです。何も成功していない状況で将来の
ことを描くことが出来る人もいないと思います。
私は今まで高い業績を上げた人と少なからず会う機会があり
ましたが、最初からビジョンを描いていた人はいませんでした。
したがって、理念を書けないから、ビジョンを描けないからと
言って途中で諦める必要はありません。(笑)
まずは実績を上げる計画を立てることから始めればよいのです。
それが難しいのですが、その手順は次回のメルマガでお伝えし
ます。
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◆ 次回の配信予定は12月23日予定です。 ◆
2016年12月08日
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