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教育の前に自分は出来ているという環境を作る [Vol 225]
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2016/06/10━■□■
目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.教育の前に自分は出来ているという環境を作る
2.やらされ感から解放し、自ら動ける人になる
3.全員一致団結し、協力して出来る思想を育てる
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1.教育の前に自分は出来ているという環境を作る
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大前研一先生が訳されたエクセレントカンパニーに出ていたこと
ですが、業績を高めるには自分は出来ていると思わせることだと
あります。その書籍では、主に褒めること称賛することを事例に
挙げていました。
人間の脳の構造は、論理的に考えて何かを決定するのではなく、
結論を出してから、その正当性を証明するために理由づけをしていく
ということが解ってきました。
このことからエクセレントカンパニーで言われていることは理解でき
ます。ところが褒めても、称賛してもダメな人もいます。
こういう人は次のように考えてしまうのです。
『これは嘘だ。周りが私のことを乗せて今以上に働か
せようとしているに過ぎない。』
また『こんなことは長続きしない。きっとしっぺ返しがある』
なぜこのように考えるのか。それは幼いころからの条件付けです。
大人は子供に色々なことを教えてくれます。良かれと思い、我々が
失敗しないよう親切で教えてくれます。
但しそれは、自分の経験からくる自分の信じるものを伝えている
だけで正しいかどうかは、別です。
そして自分自身がそれをどう受け入れるかも人によって異なります。
例えば、人を騙してでも法に触れなければ、人から物を奪っても
問題ない。むしろそれを考えついた者は、優秀で称賛に値する。
この言葉を聞いて、皆さんはどのようにお考えになりますか?
私は、如何なものかと考えます。逆にその通りと考える人もいます。
おそらく、国民性によってその比率は大きく違ってくることで
しょう。これはその地域の考え方に条件づけられているからです。
出来ているという環境にするには、この条件付けを外さなければ
なりません。
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2.やらされ感から解放し、自ら動ける人になる
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自分への条件付けには、例えば次のようなものがあります。
1.家族による条件付け
お前はこういう性格だから
2.社会や組織による条件付け
自分がこんなことをしたら迷惑を掛ける
3.過ちや失敗による条件付け
失敗したら恥をかく
もっと根強いのは、最後の失敗してはいけないという条件付けでは
ないでしょうか?
過ちや失敗に対して健全な心構えを持つには、それらを人生のチャ
ンスと見て、失敗は艱難であると思えるようにすることです。
これらの条件付けを一気に外すことが出来ません。幼いころから
ずっと繰り返し聞かされ、考えさせられてきたからです。
考え方の習慣になってしまっているのです。
まず第一に行うことは、自らを取り戻すことです。自分は今日一日を
どうやって過ごすのかを決めることから始めてください。
しかもそれは明確に具体的にして、記録に残す必要があります。
私の研修で行っているのは、明日やるべきことを書き出すことです。
「ああ、それならやってます。忘れないようにやるべき
ことは、一覧にしています」
こんな風に言われる方がみえますが、これとは全く違うものです。
今日一日を、朝から何を始めて昼までにこれを終えて、午後から
は何から手を付けて夕方には、これとこれを完了してという1日の
計画を書き記したものです。
多くの人が、朝起きて時間になったら、出勤しいつものように
仕事をします。指示されるがまま時間を過ごし1日が終わる。
このように漠然とした一日を繰り返していても、自ら動くような
人間にはなっていきません。
勿論、自分が何かをやっているというなどとは思いもよらない。
こうして自主性を奪われていくのです。
そして自分は出来ているという考え方も失せてきます。
『やらされ感』のある人は、そのこと自体にも気づいていません。
私の研修では、まずこの明日やるべきことを書く習慣を付けて
その記録を見直して自分はこれだけ出来た。ということを実感
してもらいます。
内容については、お知りになりたい方はお問合せください。
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3.全員一致団結し、協力して出来る思想を育てる
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自らの計画した一日を、自らが行動する。この習慣付けを始めたら
次は目標の達成方法を体感させます。
個人でも、家庭でも、会社でも結構です。自らが達成したと思った
目標を設定します。
そして小さな目標であってもよいので、達成することに集中します。
この時に周りの協力が必要です。
その協力とは何か?単純ですが、難しいことです。
その人が達成できると期待してあげることです。
「○○さんだったら出来ると思うよ」とか
「達成するために、そうやっているんですね」などと
期待し、容認することです。
最悪なのが、「そんなことしてどうするの?」とか
「そんなことしている暇があったら、こっちを手伝って」
などと他人の目標達成に水を差さないことです。
勿論この時には、目標を達成する手順を公開しどういうことをする
から協力して欲しいとお互いに宣言します。
目標を設定し、達成するということがどういうことかをしっかりと
この時点で理解することを目的にします。
こうして徐々にですが、社内が出来るモードになったら会社の
目標を掲げます。
出来るという考えのもとに、会議を開いたらその会議は、どうすれば
出来るかを考える最も素晴らしい会議になります。
逆に、出来ない。早く終わりたいなどという目的で開いた会議は
最悪です。
ここまでに、教育戦略を実行する前の心構えにについて、お伝えして
きました。差別化のある教育については、セミナーにてお伝え
しますので、こちらをご利用ください。
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◆ 次回の配信予定は6月24日予定です。 ◆
2016年06月10日
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