2016年03月11日

期待とその果たし方はワンセットで

◆ドラッカー先生の次の言葉は解釈によって大きく変わってきます。

  『労働者の生産能力はそれに対する企業の期待の

   大きさによって決まる
といってよい。』

                 (現代の経営)

 期待に応える方法を教えずに、期待だけ寄せてもそれは虐待

 にしかなりません。

     期待とその果たし方はセットで

 期待するならば、その期待の果たし方は何かをセットで教える

 必要があります。目標だけを要求し、その過程は自分で考えろ

 というのは当たり前のように思われていますが、これは疑う必要

 があります。

 例えば、利益を上げるという目標を掲げたとしましょう。それなら

 減価を下げる。減価の下げ方も、下請け会社に根拠のない値下げを

 要求する。下請け業者は、断れないために手抜き工事をする。

 そしてそれが発覚しないようにどうするかに頭を使う。

 「そんなの常識で解るだろう」ってそのときは思うかもしれませんが

 現実的に一流大学を出た一流企業の人たちがやっていることです。

 そんな優秀な人が解らないのですから、常識ではありません

 常識は、社会の構成員が有していて当たり前のものとしているもの

 だそうです。

 ここで言う期待とは、その人に良かれと思っていう指摘も含まれます。

    強い商品・サービスの作り方


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 07:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ランチェスター戦略
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