2016年03月10日

賃金は、未来にかける費用である

◆賃金について、天才コンサルタントのドラッカー先生は

 次のように言っています。

 私は目からウロコでした。こんな発想はとても出来ません

 でも考えてみればもっともな話です。

     賃金は、未来にかける費用である

  『労使の衝突において根本的な問題は、賃金をコスト

   とみなす企業体と、賃金を所得とみなす従業員との

   衝突にあるのである。

       《中略》

   賃金はもともと、生産過程において消費される

   財貨への支払い
として計上する当期費用である

   と考えるべきなのか?それとも元来が、生産上

   の人的資源を保存し増加させる未来費用
なので

   あろうか?』

           (新しい社会と新しい経営)

 私の会社には従業員がいません。仕事柄という面もあります

 が、従業員を採用する意味が解らなかったからです。

 それなりの規模のままであれば、それほど人を増やす必要

 もなく、逆に事業を継承していくのであれば採用し続けない

 といけないから相当負担が掛かります。

 費用を掛けてまで、なんで苦労をしなければならないのか

 社会貢献の一環なのか。その必要性は解りません。

 しかし企業の未来費用と考えると話は違います。自社の将来の

 ことです。こういう考えでいると社員に接するときの考え方も

 全く違ってきます


 将来役に立つために教育も訓練もします。あいつは能力がない

 と考えるのではなく、どうすれば将来役に立つようになるか

 を考えます。

 すると部下のよいところを見て、効果的なところにその能力を

 宛がう
ことになります。

 
    強い商品・サービスの作り方


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 04:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ランチェスター戦略
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