2015年09月24日

日本では、人が育つ組織が勝つ [Vol 208]

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  日本では、人が育つ組織が勝つ [Vol 208]

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目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  1.仕組みを作れ、仕掛けを作るな

  2.結果ではなく、実行したことを認める

  3.勇気が出ないときは、適度な強制を           

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  1.仕組みを作れ、仕掛けを作るな
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 前回のメルマガでは、人を育てるときの心構えについて触れました。

 心構えというのは、一朝一夕では構築できません。

 途中で挫折することが多いものです。それをカバーするのが仕組み

 です。

 仕組みというのは、繰り返しです。繰り返し作業をすることで、

 目標に徐々に近づいていくものがよい仕組みです


 仕掛けというのは、わなを仕掛けるときの仕掛けです。

 一発勝負です。しかもわなを掛けるところによって全く結果が

 変わってきます。個々の能力が結果に大いに影響します。

 例えば、営業で例えるなら結果を導くまでにいくつかの段階が

 あります。

  1.まず重点客層を決める

  2.重点先のリストを作成する

  3.アプローチ方法を決定し、アプローチを掛ける

  4.人間関係を構築する方法を決定し、実践する

  5.ニーズ調査の方法を決定し、ニーズ調査を行う

  6.商品説明の方法を決める

  7.商品説明の約束を取る

  8.商品説明と反論の処理、クロージングの方法を決める

  9.商品説明、反論の処理、クロージングを行う

  10.紹介を貰う方法を決め、紹介をもらう


 以上のような段階です。

 これら一つ一つは、それほど難しいことではありません。

 結果責任なしなら、ロールプレイングなどで練習をすれば、

 誰でもできることです。

 本人に少し勇気を出してもらえば出来るはずです。


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  2.結果ではなく、実行したことを認める
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 どうすれば結果が出るかを教えずに、評価するのは虐待という

 そうです。

 売上の数字目標だけを与えて、結果だけを求めるのは、虐待と言う

 ことになります。

 例で示した営業の方法は、少し勉強すればわかることです。

 こうして頭で理解したことを、訓練していくことが本来の教育です。

 ところがその段階をクリアした経験がない人は、実行する勇気と

 自信がありません。

 段階を分けて、一つ一つ実行しながら自信を付けていきます

 そのときに必要なのが結果を評価しないことです。

 自信を付けさせるには、実行したことを出来ていると認め続ける

 ことです。

 やるべきことをやれば誰だって結果は付いてくる。こういう風に

 上司が言ってくれたら、如何でしょうか?

 私が部下だったら、やるべきことをしっかりやり抜こうと思える

 と思います。それに加えてこの上司の言うことを信じてやってみ

 ようと
思います。

 逆に結果ばかり気にして、指摘はするけどやり方は自分で考えろ

 なんて言われたら、そんなこというんなら自分でやったら!

 なんて反発しますし、結果が出たとしても自分の力で達成した

 のだから、上司について行こうなんて思いません。


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  3.勇気が出ないときは、適度な強制を
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 教育というのは性善説で、相手のことを信じ切ることが必要ですが、

 実行しない習慣の人は中々成果が出ません。

 実行すれば、失敗が伴います。しかし失敗すれば次の手を打てます。

 次の手を打てば、成功に近づきます

 この考えたの習慣を持たない人は、実行力が低い人です。

 こういう人には、適度な強制が要ります。

 強制とは、四の五の言わずにやらせること。考えずにやらせる

 ことです。

 適度とは、その人に合った程度にということです。

 少し強制を掛けたら、直ぐに励ますことが必要です。励ますとは

 先程のように実行したことを認めることです。

 実行力の少ない習慣の人に限って、成果を重視してきます

 でもこれに乗ってはいけません。

 実行しないことの理由に使われます。積極的な考えになるように

 励ましたら、直ぐに行動させます。

 これの繰り返しで、徐々に積極的な考えになってきます。

 こうして自ら実行していけるようになったら、励ましは止めて

 本人に任せます。


 その頃には結果も少し出てきていますから、賞賛して上げて

 ください。

 本人が自らの意思でやろうとしたことを賞賛すると効果的です。

 こうして部下が潜在能力を発揮することに喜びを感じ出して

 から、徐々に結果目標にしていきます。

 これが正しい教育・訓練の方法です。今後ますます日本では

 労働力不足が続く
と思われます。

 こうして普通の人が、成長する仕組みを作っていくことが

 欠かせません。


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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織戦略
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