2015年08月13日

生き生きしている組織を作る法 [Vol 205]

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  生き生きしている組織を作る法 [Vol 205]

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目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  1.あなたの組織は、手段が目的になっていないか?

  2.事業の目的を誤ると従業員が経営者を脅す

  3.企業の目的と従業員の目的は一致しない       

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  1.あなたの組織は、手段が目的になっていないか?
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 経営システムを判断する指標の一つとして経常利益があります。

 これを一人当たりに換算すると、従業員数の大小に関わらず、組織

 に所属する人がどれぐらいパフォーマンスを発揮しているかが解り

 ます。

 ところが利益は過去の活動が現在に現れているに過ぎませんので

 現在の組織が効果的であるかは別の問題
です。現在の組織がどうで

 あるかによって将来が変わってきます。

 その組織が将来も大丈夫なのかはどう判断したらよいのでしょうか?

 これが難しいんですね。私が見るところほとんど組織が現在いる

 構成員を見て判断しているようですね。

  「うちの会社には、あいつとあいつがいるから大丈夫。」

 という風にです。

 個人戦の場合は、これでよいかもしれませんが団体戦である会社は

 一人一人の実力で判断は出来ません


 戦術は、業績への影響度合いは7%だからです。

 戦略を頭に入れて判断する場合は、『手段と目的を取り違え』てい

 ないかです。

 大手T社さんの歴代社長が粉飾決算を容認していたという事件が

 起きました。

 ホリエモンのツイッターに次のようなことが載っています。

   『私もなんとかしろ的な発言で粉飾の指示を受けたと

    思ったと元部下に証言されたことが有罪の大きな

    決め手となりました。なので、今後これは営業努力を

    合法的にしろってことで粉飾しろとかいうことじゃない

    よっていうように心掛けてますよ。

    そこまでしないとリスクありますね。』

 もっともな意見です。

 しかしそれ以前の話ではないでしょうか?

 売上は手段じゃないの・・・

 売上を上げることが、目的になっているから粉飾して世間を欺く

 ことも致し方ない
ってなってしまうのではないでしょうか?

 あなたの組織は、手段が目的になっていませんか?



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  2.事業の目的を誤ると従業員が経営者を脅す
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 事業の目的は、顧客創造である。ドラッカー先生の言葉です。

 事業をするというのは、お客さんの不便不満の解決や欲求などの

 ニーズに応えていく活動
です。

 お客さんがいっぱい集まってのを市場といいます。正しい活動

 とは市場ニーズに応えられるように努力してくことです。

 そのニーズの中には、まだお客さんすらも気づいていないことも

 含まれます。
潜在ニーズです。

 お客さんを作っていくことを目的にしていたら、粉飾など全く

 意味のないことだと解るハズです。

 時間の無駄です。時間の無駄。

 上場企業は、株主に金を出してもらっている以上利益を出さないと

 いけない訳です。

 非公開でしかも、中小企業はその点本来の事業の目的を誰にも邪魔

 されることなく全う出来るので経営者にとってはいい条件ですね。

 それでも利益に目的を置いている経営者が多いのには驚きます。

 私もその一人でしたが、利益を目的にするとどのようなことが起

 こるでしょうか?


 利益を上げるには、経費を下げることです。経費を下げるには

 人件費を落とし材料を落としと付加価値を高めるには悪い方向へ

 進んでいきます。

 その結果、悪い材料、悪い技術を使って良いものを作れという

 訳のわからない指示
をしてくるのです。

 冷静に考えれば解りそうなものです。

 そして従業員をコストと見てしまうのです。こんな会社から買いたい

 理由を見つけるとするならば、ただ安いことだけです。

 少々悪くてもガンマン出来ほどの安さです。ここで働く人たちに

 誇りや自信が生まれるのでしょうか?

 生まれたとしても、社内の少ない人数の上下関係から生まれた程度の

 自信
ではないでしょうか?

 井の中の蛙というやつです。辞めるとか、そんな仕事はできないとか

 言って経営者を脅しに掛かるのが精々です。


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  3.企業の目的と従業員の目的は一致しない
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 非営利団体でも目的と手段を間違えているところが多くあります。

 会員数を増やすことが目的になって、会の目標、会員の満足が

 後回しになってしまっているところです。

 「とにかく、入会してください」というセリフが出だしたら危険

 です。

 企業の話に戻りましょう。

 企業の目的は、顧客創造だとすると従業員の目的は何なのでしょ

 うか?給与でしょうか?

 これには疑問がありますね。事業の目的と同じです。

 企業における利益を同じです。人それぞれ考え方があると思いま

 すが、豊かな人生を送りたいということではないでしょか?

 それがお金や物という人もいますし、精神的なものを優先する人

 もいます。いずれにせよ、自分が持っている欲求を満たすことに

 なります。

 その欲求の中で最も大きいのが自分の存在意義です。人に認めら

 れたいという強い気持ち
です。

 その欲求にどのような心構えで向かっていくかによって、その人

 の心の状態が大きく違ってきます。

 それは次の2つの場合です。

  1.結果だけを評価の基準とする

  2.結果は勿論ですが、その過程も評価の基準にする


 後者の場合は、達成途中で自分は出来ていると感じられますので

 常に前向きな気持ちを保つことができます

 企業の場合、所属する人の存在意義を高めて自分は出来ている

 という風に持っていくとよい組織になっていきます。

 それを会社の目標は売上だ!お前らもそう思え、そうすれば給与も

 上げられる!

 こんなことを安直に考えている社長は、全く時代遅れです。

 それにはどのような手順で行えばよいでしょうか?

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織戦略
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