役員である事を知ると、
「役員やっているんですか。羨ましいです。
私役員に憧れているんです。
だってゴルフ権もてるんでしょ。」
どこまで冗談なのかは定かではないのですが、社長とか役員
とか聞くと世間ではその実態を誤ってとっている節があります。
会社の規模で経営者の仕事は変ります。

業種にもよりますが、10名以下だったら現場も行い戦略も
担当するという広い範囲を受け持ちます。
自分は社長だからといって、戦術活動から抜けて全て任せる
ということをすれば業績は悪くなります。
逆に、戦術活動ばかりに時間を費やしていると戦略まで頭が
回らずいつまで経っても業績は良くなりません。
粗利益漸減の法則というのがあります。商品は時間が経つと
粗利益が減っていくというものです。
製造工程が見直され、競争が起こりどんどん利益が落ちてい
きます。パソコンや腕時計などは劇的に価格が落ちています。
会社も同じ事を続けているということは、価値が徐々に落ちて
いることになります。
こうならないためには、戦略を明確に社員一人ひとりの力を
集中することです。この仕事は社長だけができる仕事です。
規模で変わる社長の役割を理解するだけでも業績はよくなり
ます。皆さんの会社の規模で、中心的な社長の役割はどこに
ありますか?
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