創業社長と後継者の大きな溝はここにある [Vol 199]
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015/05/14━■□■
目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.創業社長と後継者の大きな溝はここにある
2.継承者は、強者の戦略になってしまう
3.創業と後継者は、どちらの意見が正しいか
.+
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆・・・
*
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.創業社長と後継者の大きな溝はここにある
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
私は、どういう具合なのか解りませんが、独立をしてしまいました。
独立したいと思っていた訳ではありませんが、独立したくないとい
う訳でもなく中途半端気持ちでした。
独立して12年目になりますが、未だにやってけなくなるのではない
かという恐怖心は続いています。
人によってこの辺りは違うのかもしれませんが、現れてくる現象と
前に進もうとする推進力のようなものは創業者はあるようですね。
だからと言って継承する人がないという訳ではありませんが、確率的
には低いと思います。
創業した人の共通点は、ビジネスを1つに絞っていることがあります。
理由はいろいろあると思いますが、独立すると考えることが多くあり
色々なビジネスに手を付けられないということだと思います。
実は私もそうでした。
あれをした方がいいんじゃぁないか。とかこれをした方が早く業績が
良くなるのではないかと考えてしまいます。
勉強もそうです。
ところが、サラリーを貰っていた時の大きな違いは、結果を出さなけ
れば即倒産になりますので、中途で止めるようなことはできないのです。
やるとなったら、結果が出るまでやると考えるのです。
そうすると、自ずと自分が確実に出来ることを選んでしまいます。
ここまでは、確実に弱者の戦略です。
一点集中、実質主義、身近なところで商売をしようとする近距離戦
接近戦、一騎打ち戦ということになります。
ゼロからスタートしているので、頭のどこかで確実性というのが
よぎります。
-★★-------------------------------------------------------------------★★---
中小企業の社長のための戦略社長塾<6月8日無料見学できます>
↓ ↓ ↓

-★★-------------------------------------------------------------------★★---
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.継承者は、強者の戦略になってしまう
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ところが継承した場合は、そうではありません。
既に、いろいろなものが揃っている訳です。お客さんもそうですし
従業員もそうです。
私が、以前勤めたいソフトウェア会社では、社長が立ち上げた会社に
あとから入りました。
既に、仕事もありお客さんもいます。
ですから、仕事も社員もいない状態を知らない訳です。人、物、金が
既にあることから発想が始まります。
すると不思議なもので、あれもやりたいこれもやりたいと考えてしま
います。
社員がいるなら、やらせばいい。この機械があるんだったら、もう
一つ別のものがあったもいい。
本当に不思議です。
会社なんだから、恥ずかしくないようにしたい。並の会社でいたい
と考えるのです。
こうして総花的になり、人の真似をしていくのです。
もうお気づきでしょう。これは強者の戦略です。
何もないところから、スタートすると自動的に弱者の戦略を取り
多少なりとも、経営資源があるとこからスタートすると強者の戦略
になってしまうのです。
これは、本人が戦略のことを知らなくてもそうしてしまうのです。
業績を安定的によくしていこうと思うのであれば、状況に応じて
この2つの考え方を使い分けていくのが戦略能力の高い人です。
-★★------------------------------------------------------★★---

実行中心の経営計画の立て方 3日間コース
<日程はここから> <申込はここから>
---★★------------------------------------------------------★★-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.創業と後継者は、どちらの意見が正しいか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このようなことから、創業者が正しく後継者が悪いとは一概に言えま
せん。逆に後継者が正しくて、創業者の考えが古いとも言えません。
戦略を解っていないのが、問題なのです。
例えば、創業当時創業者は、弱者の戦略で運営をします。
それは先ほどお伝えしたことで、経営資源がないところから始めて
いるのが原因です。
この弱者の戦略を選択したことは、正しいですね。
ところがこの創業社長、戦略目標の決め方が下手くそで人が既に
やっていることをだったとします。
これは人の真似ですので、強者の戦略です。それを一点集中、近距
離戦、接近戦、一騎打ち戦でやっても業績は良くなりません。
いくらゼロからスタートしたと言っても、競争相手に劣るものを
一所懸命、誠意をもって立ち向かっても、駄目なものは駄目です。
継承者でも同じことが言えます。なんでもかんでも先代がやって
いたからと言って残していたら、弱いものまで持ち続けなければ
なりません。
時代が変われば、自社の弱いところは切り捨て強いところを
もう一度市場の合うように焼き直さなければなりません。
戦略を本当に勉強している人は、この違いが解り自分の立場でもの
を言うのではなく、会社の立場でものを言えるようになります。
そうすると話がかみ合うようになるのです。
-★★------------------------------------------------------★★---
◆◆◆1位作りの営業戦略 2日フルコース◆◆◆

<試聴できます。クリックしてください>
<日程はここから> <申込はここから>
---★★------------------------------------------------------★★-

◆ 次回の配信予定は5月28日予定です。 ◆