コンビニ統合するとどこが厳しいか [Vol 196]
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015/03/26━■□■
目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.コンビニ統合するとどこが厳しいか
2..統合後の名前は、どうすればよいのか
3.フランチャイズの立場
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1.コンビニ統合するとどこが厳しいか
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前回のメルマガで、セブンイレブンが集中して出店していること
で、売上高で1兆円もの差が付いているとお伝えしました。
それでは統合後どのようになるかを考えていきたいと思います。
統合により、ファミリーマートとサークルKサンクスは出店数で
1位になります。
2014年3月の数字で考えますと以下のようになります。
セブンイレブン 16,375店舗
ローソン 11,716店舗
統合会社 16,832店舗
これを県別で見てみると驚くべき結果が出てきました。
統合前は、前回もいいましたが次の通りです。
セブンイレブン 24県(16,375)
ローソン 16県(11,716)
ファミリーマート 3県(10,581)
サークルK 4県(3,413)
サンクス 0県(2,838)
そして統合後は、
セブンイレブン 22県(16,375)
ローソン 8県(11,716)
統合会社 17県(16,832)
セブンイレブンは、東京都と奈良県で1位が減少するだけで
ほとんど影響しません。
反面、ローソンは8県の減少で半減します。
統合会社は、7県から17県と10県の増加です。
この点だけを見ると統合の結果、第2位のローソンは苦しい
立場に追い込まれるということになります。
ただし統合がうまく行けばですので、こればかりは解りません。
サークルKサンクスのユニーグループのスーパー事業の不振が
どのように響くかです。
いずれにせよセブンイレブンの牙城は当分崩せそうにないですね。
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2.統合後の名前は、どうすればよいのか
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テレビで、一般消費者にどういう名前がよいのかをインタビュー
していましたが、皆さんが社長だったらどうされますか?
出店数から判断しますと、サークルKの名前で4つの県で1位を
獲っています。
その中でも、岐阜、三重はダントツになりますのでサークルK
サンクスにしてもよいのですが、愛知と石川は1位と言えでも
接戦ですのでファミリーマートでもよいのではないかと思います。
統一ブランドにした方が、コスト面も含めて有利なことがあり
ますし、コンビニの利用形態からすると名前はあまり関係ない
かもしれません。
ファミリーマートに統一するのがよいのではないかと私は考えます。
これが出来ないとなるとかなり内部が混乱していることに取れます
ので、ますますセブンイレブンが優位になりますね。
いずれにしても、こうして本部が戦うことは必至。
それでは、フランチャイズのオーナーはどのような対応をすれば
よいでしょうか?
勿論県別でその対応は違います。でも少なからず本部の戦い方は
影響してくるはずです。
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3.フランチャイズの立場
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フランチャイズ契約には、それぞれの方式があり一長一短だと
思いますが、今回の場合条件は同じとして考えます。
フランチャイズとして、その県を何店舗も受けることは出来ません。
多分本部が許さないと思います。
そんなことをすれば、発言力が強くなり本部の方針通りやらない
ところが出てくるからです。
これと良く似たことは会社内でもありうることです。
特に営業をベテランひとりに依存しているというのはかなり問題
です。同じことが下請けをしている会社にも言えます。
フランチャイズの場合は、別の会社と契約することは禁止されて
いますので、依存度を減らすことは難しいと思いますが、フラン
チャイズ自体が本部のお客さんですので少々守られているところ
はあります。
このようにお客さんとの接点が、他の会社に握られているという
ことは、経営では大問題です。
なぜなら経営とはお客さんを作ることだからです。
そのお客作りは、人に任せて自分では何も出来ないというのは本質
から大きく外れています。
ネットモールも、ショッピングセンターへの出店も同じことが言え
ます。
そんな状況で一体何が出来るのかを考えて行きたいと思います。
店舗力というのは、次の3つの要因で決まります。
1、立地条件
2、面積
3、接客応対
立地条件にも、ライフサイクルがあります。出店した当時は、人口
が増えていく状況であっても、年月の経過と共に客層も人数も減少
していきます。
立地条件と面積は、資金をしっかり貯めておいて何れそういうとき
が来るというタイミングを計っておくことです。
最後の接客応対の力は、今すぐにでも工夫ができます。
この自由度は、フランチャイズの契約によって違うと思いますが、
来店されてからの接客応対は、それほど差別化できません。
そこで、店を出てからもお客さんに忘れられないような工夫が必要
になってきます。
お客さんからみて、コンビニの中の一店舗と感じるのか。
特別な店と感じされせるのかが鍵になってきます。
店長、オーナー、スタッフの顔を出すことは、勿論オリジナルの
チラシ、ダイレクトメールなどを使って店を忘れさせない工夫を
することです。
これらは経営の基本原則を学べば、理解できることだと思います。
皆さんの中には、コンビニのオーナーではない人もいると思いますが、
こういった事例から、自らの経営を見直すことが戦略実力を高める
ことになりますので、自分なりに思索をしてみてください。
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