2015年03月12日

コンビニ統合、どこが勝ち残るか大胆予想 [Vol 195]

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   コンビニ統合、どこが勝ち残るか大胆予想 [Vol 195]

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目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  1.コンビニ統合、どこが勝ち残るか大胆予想

  2.そのコンビニで買い物をする本当の理由とは

  3.なぜセブンイレブンは強いのか          

                                          .+ 
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  1.コンビニ統合、どこが勝ち残るか大胆予想
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 業界3位のファミリーマートと、4位のサークルKサンクスが統合

 さるというニュースが入ってきました。

 これで売上高は、ローソンを抜いて2位になります。

 しかも全国の店舗数では、セブンイレブンを上回ります。

 ところが、統合後の売上高をみるとセブンイレブンが3兆7812

 億円。ファミリーマートとサークルKサンクスが2兆6725億円

 なんと1兆円もの差が付いています。

 もう1兆円なんていうと想像が付きませんが、少ない店舗数なのに

 売上が高いというのはセブンイレブンがどれほど効果的にビジネス

 を展開しているのか不思議
でたまりません。

 しかも一人当たりの経常利益を比べると(2014年7月ヤフーより)

   セブンイレブン  3364万円

   ローソン     1080万円

   ファミリーマート 1131万円

 と2位以下に圧倒的な差を付けています。

 セブンイレブンの取り扱い商品が他に比べて高いとは思えませんし

 コンビニに行くなら、セブンイレブンに決めているというわけで

 もありません。

 接客もそれほど違いがあるようには思えません。

 さて店舗数を上回ったこの統合は、いったいどのように展開して

 行くのでしょうか
。戦略的に考えてみたいと思いましたので

 さらに調査をしてみました。

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  2.そのコンビニで買い物をする本当の理由とは
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 1位セブンイレブンと2位ローソンを比較しますと、

   セブンイレブン 3兆7812億円 1万7277店

   ローソン    1兆9453億円 1万2141店

  売上高が約1.9倍、店舗数が約1.4倍店舗数以上に差が付いて

 います。売上金額でいうと、1兆8000億の差をつけています。

 統合後のファミリーマートとサークルKサンクスは、

            2兆6725億円 1万7599店

 先ほども触れましたが、店舗数では上回っているのに1兆円以上の

 売上の差が付いています。

 少し角度を変えて、コンビニを我々がどうやって利用しているかを

 考えてみたい
と思います。

 私は車で移動しているときに、用事があるとコンビニを探します。

 用事とは、次のようなものです。

   1、トイレ休憩

   2、空き時間の調整

   3、昼の食事の買い物

 それ以外に使いのは、ネットバンクへの入金です。

 人によって、違うと思いますが1〜3の動機については最初に見つ

 かったコンビニに入ります。

 ネットバンクは、入金が出来ないところがありますのでいつも行く

 事務所に近いところに決めています。

 ほとんどの場合、私は最初に見たところへ入る訳です。どこのコン

 ビニに入るかは、私も解りません。


 要するに確率の問題なのです。

 先ほど最初のコンビニといいましたが、実は2番目か3番目の場合

 もあります。最初コンビニを見かけて考え出し、次のところで停ま

 ろうと考えてしまうからです。

 こうなると道路沿いに1店舗構えているより2店舗の方が圧倒的

 に有利
になります。

 ランチェスターの法則では、2乗比になりますので1:4です。

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  3.なぜセブンイレブンは強いのか
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 以上のようにコンビニの入店の動機とどのコンビニに入るかは

 相関関係がないということ伝えてきました。

 他の業界でも同じようなことが言えるのかもしれません。

 買いたいと思ったときに、たまたまあなたが目の前に浮かんだだけ

 ということが本当の理由なのかもしれませんね。

 それでは、このことを前提に考えていきたいと思います。

 ニュースを聞いて私は、ネットで県別のコンビニの数を調べてみ

 ました。2014年3月時点でしたが、店の数は現在の方が多いのですが

 勢力図はほとんど変っていませんでした。

 3位、4位を足すと1位のセブンイレブンを上回ります。

 そこで県別にどこが1位を獲っているのかを調べてみたのです

   セブンイレブン 24県(16,375)

   ローソン    16県(11,716)

   ファミリーマート 3県(10,581)

   サークルK    4県(3,413)

   サンクス     0県(2,838)


 以上47都道府県です。

 セブンイレブンは、4県は出店していませんので、1県当たりで

 計算すると

   セブンイレブン  381店舗

   ローソン     249店舗

   ファミリーマート 225店舗

   サークルK    131店舗

 ローソンの1.5倍です。如何にに集中して出店しているかが解り

 ます。
先ほどの入店は確率だとしますと、セブンイレブンの売上

 が上回るのは、理解できます。

 さらに1.5倍以上の差が出るのは店舗力が2乗比になっている

 からです。確率以外のパワーが働いているということです。

 では、統合後はどうなるのか。

 これについては、次回のメルマガでお伝えしたいと思います。


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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 【差別化学習法】
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