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リーダーシップを身に付ける法 [Vol 182]
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014/08/28━■□■
目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.リーダーシップに優先順位を付ける
2.係長職の辞令は部下から貰った
3.リーダーシップを必要となったとき
4.リーダーになる前に誰もリーダーシップは学ばない
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1.リーダーシップに優先順位を付ける
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デールカーネギー曰く、これから必要なリーダーシップとは
1、人々を援助して能力を発揮させること
2、将来のビジョンを確立すること
3、勇気付け、指導し、模範となること
4、成功に導く関係を確立し維持すること
と言っていますが、企業におけるリーダーシップの優先順位は
この順番でよいかというとそうではありません。
効果的に会社を運営していくには戦略が必要です。
熱意願望の部分を除くと次の6つの順番になります。
1、目的
2、目標
3、戦略
4、仕組み作り
5、教育・訓練
6、戦術
上記のデールカーネギーの言葉に当てはめるととりわけ次のように
なります。
1、人々を援助して能力を発揮させること
→ 戦術
2、将来のビジョンを確立すること
→ 目的・目標
3、勇気付け、指導し、模範となること
→ 教育・訓練
4、成功に導く関係を確立し維持すること
→ 戦略・仕組み作り
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2.将来のビジョンを確立する
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優先順位を戦略面から考えると
一番目は「将来のビジョンの確立」です。経営における目的はとても
難しいですが、これを知るにはドラッカー先生の本を何度も読み返す
必要があります。
事業の目的は、市場の創造です。それを効果的に行うには、特定の市
場でお客さんからの支持を集めることです。
そこで一番になると口コミ紹介などお客さんがお客さんを連れてきて
くれることになります。
ランチェスター戦略では、市場占有率1位を創ることです。
どこの市場で1位を目指すのが自社の立場で最も効果的なのかを決め
るのは会社のリーダーである社長の仕事になります。
この目的目標に従って戦術リーダーや戦術係が効果的に動きます。
目的目標なしで、効果的に動くのは不可能です。
そのためには、お客さんの情報、競争相手の情報、社内の情報
そして社会の情報の4つを集める必要があります。
そのウェイトは、以下の通りです。
お客の情報 50%
競争相手の情報 25%
社内の情報 15%
社会の情報 10%
ですから市場に出向いて、お客さんの情報を集めることから始めなけ
ればならないということになります。
そしてこれらを決定する決断力です。
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3.成功に導く関係を確立し維持する
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誰だってやる以上は成功したい!はずです。
そこでその方法を明示することです。
その方法を信念を持って伝えて、ようやく人は動き出します。
それも
「それほど言うなら、試しにやってみるか」
そしてそれなりの成果が出れば、社長の言っていることは本当かも
しれない・・・これはやった方がいいぞ。
こうしてようやくそのことを納得して貰えるのです。
まあ口で説明しただけで、簡単に人は動こうとしません。
出来る経営者というのは、こういうことを繰り返し社員に対して
実績を残している経営者です。
まさか出来ると思っていなかったことを、あの人の言うことを聞け
ばそのまさかが現実になる。
「俺たちが、社長に協力すれば出来るんだ!」
こう思わせる社長は凄いです。
そのためには、効果的に達成する方法を見出す戦略実力が必要です。
凡人は、繰り返し戦略ルールを叩き込むしかありません。
戦略ルールを理解する共に、思考を繰り返すことです。経営に関する
情報を得られたら、これは戦略ルールで解釈するとどうなのか。
を繰り返し考えることです。
先般未来工業の創業者山田昭雄氏が亡くなられました。山田相談役が
どうして営業マンのノルマをなくしたか。
ここには弱者の戦略ルールが使われているのです。
皆さんはお解かりになりますか?
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4.勇気付け、指導し、模範となる
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誰だって今までやったことがないことには、臆病になります。
ところが今まで通りのことをしていれば、市場の要望には応え
られずいずれお客さんはいなくなります。
それは、お客さん自身ももっといいものを望みますし、競争相手も
お客を奪わんとしてあの手この手でやってきます。
ですので、今まで通りの状態でいることは、企業にとっては衰退を
意味します。
この場所から立ち上がるには、勇気が必要ですし適度な強制が必要
です。どうやって実行するのかもイメージさせる必要があります。
それに最もいいのは、リーダー自身が模範になることです。
まさに教育と訓練に他なりません。
実際に活動するにあたっても、直ぐに結果が出るわけではありませ
んので、援助して能力を発揮させる必要があります。
こうしたリーダーになるためには、やはり自らが勉強し実践して
行く必要がありますね。
リーダーは大変な役割ですが、大変なことにはそれ以上にいいこと
があると信じて精進していきましょう。
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◆ 次回の配信予定は9月11日予定です。 ◆
2014年08月28日
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