2024年10月28日

行動できる人は、時間の配分から始める

◆今日も一日頑張った。ビールがうまい!いや今日は大変

 だった明日また頑張ろう。

 先のことを考えねばと思うのだけど、いつもと変りなく

 一日が過ぎてしまう。これでは

    『働けど働けどなおわが暮らし
        楽にならざりじっと手を見る』


 になってしまいます。竹田先生のいうところのバタバタ

 貧乏、バタ貧です。とは言え誰もバタ貧なんて望んでいません。

 なのになぜここから抜け出せない自分がいるのだろうか。

 成功する人との違いは何なのでしょうか?

 これだけは言えます。成功する人は、自分の将来のために

 今、この時に行動している
ということです。

 菅原義道という禅宗の僧侶が『即今当処自己』という言葉を

 残しています。

   行動できる人は、時間の配分から始める

 その意味は、

   『今やらずにいつやる。
      ここでやらずにどこでやる。
        お前がやらずに誰がやる』

 今すぐやる勇気を持つことだと思います。

 しかし凡人は勇気を持つだけでは、なかなか行動を起こせない

 ようです。

 凡人が行動を起こすには、いきなりこの方法ではなかなか

 上手く行かないようです。ではどうすればよいのでしょうか?

 ドラッカー先生が経営者の条件の中でヒントをくれています。

  「成果をあげる者は仕事からスタートしない。
    時間からスタートする。計画からもスタートしない。
     時間が何にとられているかを
       明らかにすることからスタートする」


 人が使える時間は、1日24時間です。この時間の配分が将来を

 大きく変えます。

 将来にすべて投資するようなことをしては失敗します。

 逆に現在のことにすべてを費やすようであれば、将来を捨てる

 ことになります。

 根拠は定かではないですが、将来投資の比率というものが

 あります。それは将来に3〜5%投資するというものです。

 これを1日の仕事時間の8時間のうちの5%とすると24分

 です。1か月20日とすると480分。8時間です。

 1日将来のために先行投資すると、成功者に一歩近づきます。

 凡人には、もう一つ必要なことがあります。それは先決め方式

 というものです。皆さんは生活費の一部を貯金するときにどの

 ようにするでしょうか?生活費が残ったら貯蓄に回すという

 方法は、おそらく取らないと思います。子供の貯金だったら

 いざ知らす、どうしても貯めたいなら生活費に回すより先に

 給与天引きしておくはずです。

 時間も同じく先決め方式で、自分の時間を抑えます。そのときに

 気を付けなければならないのが、自分の意志で自由になる時間の

 扱いです。例えば、将来投資時間と思って確保した時間に急な

 来客があったとき多くの人が接客をします。

 しかしこれが大きな間違えです。もし急な来客があった時に、約束が

 入っていたらどうされますか?

 約束があることを伝え、面談を断るはずです。

 自分の時間といえども、自分と約束したわけですから断るべきです。

 これができたら凡人でも、成功への道を歩みだしたことになります。

 バタ貧からの脱出の一歩です。

 皆さんは、どのように自分の時間を分析されていますか?
 
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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マネジメント育成協会