◆マネジメント育成協会では、前回以下のテーマを学びました。
・強い願望と強い研究心を持つ
・強い会社を攻撃しない
・強い会社と違った経営をする
以上の3つです。
研修では、願望や熱意と向上心や研究心を2つに分けて
考えてコツコツ努力型か、熱意願望型かによってその高め方
を考えていただきました。
願望・熱意が高いのは単に○○がしたいということとは
少し違うようです。出来るに決まっていると信じ込んでいて、
そこに到達するまで、絶対にあきらめないような願望・熱意を
言っているようです。単に○○がしたと思うけど、ちょっと
障害があったら諦めてしまうのは、楽天主義と悲観主義を
行ったり来たりしているだけのような気がします。
低い目標で自分を納得させてしまうことになります。
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通常は、向上心、研究心を重視しコツコツ努力するタイプの
方が成功しやすくなります。
しかし成功するためには、願望・熱意が必要です。53%の
ウェイトがありますから。
つまり単に勉強だけしていても、行動に起こさなかったら何も
成就することはできないということです。
論語に次のような言葉があるそうです。
『義をみてせざるは勇なきなり』
義は、正義です。正しいと思ったにもかかわらず行動しないのは
勇気がないということです。勉強していても勇気がなければ
何も成就しません。しかし行動すれば何かが起こります。
その結果如何にかかわらず、さらに行動をする。そして最初に
立てた目標に到達するまであれこれとやってみることです。
仮にその目標が世間的に評価されなくても、自分との約束を自分の
正義を守ることで、自分はできているという感覚が生まれます。
この時に気をつけなければならないのは、人に言われてただ行動する
のはほとんど意味をなさないということです。人に言われたことが
自分にとって正しいのか、必要のないことなのかを自分の頭で
考えることが重要です。ただし、自分の都合のよい解釈ではなく
基本と原則に則っていないと意味がありません。
基本と原則に則って考えたことを行動していくと自分では
やったことがない成果が生まれてきます。
この時に、熱意が沸々と湧いてきます。自分らしく成果を出せた
からです。成果だけ出ても意味がありません。
自分らしくということは、他と違うやり方だということです。
最近、資産運用が流行っているようですが、資産運用で利益を
あげても、自信になるのでしょうか?
やってはいけないとは思いませんが、どうも自分を向上させる
ということとは、違うようです。
少し話がそれましたので、まとめてみます。
コツコツ学び行動して成果につながることが、願望熱意を高める
ことに繋がります。こういうタイプの人は(一般的です)、気持ちの
浮き沈みによって願望熱意への影響が大きく出ます。
したがって、続けて学んで行動していく必要があります。願望が少ないので、
低い目標で満足してしまうからです。
差別化の学び方についてご質問がありましたので、最後にお答えします。
差別化の考え方は、確立されている訳ではありませんが、よく似たところが
あります。同業の場合だけとか、一つの業種だけを研究すると、戦術面に
目が行ってしまいます。できればいろいろな業種を学んで、自分なりの
法則を見つけるのがよいと思います。
経営環境は常に変わっていっていますので、それに対応していかなければ
ならないからです。
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