◆昨日、マネジメント育成協会の定例研修会が開催されました。
ランチェスター戦略名人第1章経営の基本原則と経営システムの
後半です。
私は、コンピューター操作係でしたので講義はしませんで
したが、操作をしながら耳だけは講義を聞いていました。
その時にふと思ったのですが、もしかしたら強いものや1位を
作る意味が分からないのではないかと。
現在そこそこ利益が上がっているのに、わざわざ経営システムを
変えてまでこれ以上何かする必要があるのだろうか。
そういう方にお尋ねしたいのですが、将来の不安はないのでしょうか?
★動画deプログ解説はここから★
利益があがっていないところの社長は、将来の不安は当然あると
思います。しかし利益はそこそこあるわけですから、不安がなくても
当然のように思います。
その不安を魚釣りに置き換えて、私は次のように考えました。
たまたま今の釣り場は、よく釣れている。しかしこの釣り場で、
釣れなくなったらどうしよう。でも今はそこそこ釣れている
から、次のことはその時になったら考えよう。このように不安は
あるけれどそのことは考えないようにしようということです。
強いものづくりや1位づくりを通じて利益をあげることは
魚釣りでいうと釣り場を作り出す能力を持てるかどうかの
違いです。もちろんその中には、どこで作ればよいかとどう作れば
よいかの2つが含まれています。
つまり、子供には魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える
ことです。仮に市場占有率で1位を獲得したとしても、その市場
だけで事業を運営していけるかどうかは分かりません。
なぜならば、その市場が小さい可能性があるからです。こう考えて
1位づくりをやらない理由にする人もいます。
市場で1位もしくは強いものを作るのは、始まりにすぎません。
強いものを作り、一つの市場を押さえたら次の市場で1位を作る
というのが正しい手順です。その手順を飛ばして、利益だけを上げ
ようとすると利益が不安定になり、将来の不安が払しょくされません。
最も悪いことは、なんのために事業をしていることが解らなく
なってしまうことです。
そして、代々繋いできた事業を繋げることが目的になってしまいます。
社会(顧客)に他社には出来ないことで貢献している組織だけが
存続の権利が許されます。そして企業の場合は、経済的成果を
生まないことには、事業を続けることは実現できません。
事業を安定的に続けていくことを望むのであれば、強いもの1位づくり
の方法を身につけることをお勧めします。
研修を終えて、経営戦略を身につけてその後どうなるのかを
知ってほしいと考えましたので、今回は研修の内容とは別の角度で
お伝えしました。
書きたりない点は、ライブ配信でお伝えします。
<<ライブde解説は6月30日チャンネルはここから>>