2023年11月15日

予期せぬことは、変化の兆候と見るべし

◆最近よく仮説を立てることをお勧めしています。

 仮説を立てるとは、今起こっていないこととを描こう

 とすることです。人間が持っている最も重要な能力だと

 私は思います。いわゆる想像力です。

 想像力がいつ頃人間に身に付いたのか解りませんが、想像力

 は鍛えていないと乏しくなっていく
ようです。

 反面、動物は起こった現象に反応する反射神経が人間より鋭い

 ようです。

 これは中小企業と大企業との違いでもあると私は考えています。

   予期せぬことは、変化の兆候と見るべし

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 中小企業は、どういう訳だか事象に対して反応しているだけの

 ところが多く存在します。さらに悪いことに、過去に起こった

 ことは、そのまま続いていくと思い、そして願ってしまうものです。

 明日も同じ顧客から同じように注文が来る、それに対応するために

 今日対応している。問題が起これば、それに対応する。

 こんなことを繰り返しているような気がします。

 こうして想像力が低下していくようです。

 特に未来については、考えないようにしている節があります。

 問題にただ反応するのではなく、仮説を立てることで想像力が

 鍛えられます。

 行動を起こす前に予め期待することを想像すること、すなわち

 予期することで大きな利益を得ることができます。

 それはイノベーションの兆候に気づくことです。

 予期せぬ失敗は、どんな人間でも予期さえすれば見つかります。

 しかしその後の行動が違います。

 それは、失敗したことを環境の変化と捉えることです。

 しっかり考え行動したのに思ったほどの成果が出なかったら、

 それは想定していた環境が変わったのではないかと疑うこと

 です。この変化がイノベーションの兆候なのです。

 予期せぬ成功とは、ここが大きく違うところです。

 皆さんは、思いのほかうまく行かなかったことをどのように

 考えていたでしょう。

 イノベーションと企業家精神を一読ください。ヒントがあります。

     イノベーションと企業家精神


 皆さんのところでは、どのような仕組みを作ればよいでしょうか?

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界