◆最近よく仮説を立てることをお勧めしています。
仮説を立てるとは、今起こっていないこととを描こう
とすることです。人間が持っている最も重要な能力だと
私は思います。いわゆる想像力です。
想像力がいつ頃人間に身に付いたのか解りませんが、想像力
は鍛えていないと乏しくなっていくようです。
反面、動物は起こった現象に反応する反射神経が人間より鋭い
ようです。
これは中小企業と大企業との違いでもあると私は考えています。
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中小企業は、どういう訳だか事象に対して反応しているだけの
ところが多く存在します。さらに悪いことに、過去に起こった
ことは、そのまま続いていくと思い、そして願ってしまうものです。
明日も同じ顧客から同じように注文が来る、それに対応するために
今日対応している。問題が起これば、それに対応する。
こんなことを繰り返しているような気がします。
こうして想像力が低下していくようです。
特に未来については、考えないようにしている節があります。
問題にただ反応するのではなく、仮説を立てることで想像力が
鍛えられます。
行動を起こす前に予め期待することを想像すること、すなわち
予期することで大きな利益を得ることができます。
それはイノベーションの兆候に気づくことです。
予期せぬ失敗は、どんな人間でも予期さえすれば見つかります。
しかしその後の行動が違います。
それは、失敗したことを環境の変化と捉えることです。
しっかり考え行動したのに思ったほどの成果が出なかったら、
それは想定していた環境が変わったのではないかと疑うこと
です。この変化がイノベーションの兆候なのです。
予期せぬ成功とは、ここが大きく違うところです。
皆さんは、思いのほかうまく行かなかったことをどのように
考えていたでしょう。
イノベーションと企業家精神を一読ください。ヒントがあります。
皆さんのところでは、どのような仕組みを作ればよいでしょうか?
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