2023年07月23日

経営の教科書【成果を上げる組織を作る】

◆234号のまとめとして解説をいたしました。

 成果をあげる組織といっても、知識社会における組織です。

 今でも家族経営という言葉を使いますが、20世紀では

 この形態が多かったのではないでしょうか?

 従業員と会社は一心同体運命共同体のような感じです。

 こうなった社会背景もありますが、21世紀では組織の意味が

 はっきりしてきます。

 組織は、目的をもって行動するものと考えてみてください。

 混乱していることかなり整理されます。

 最近の若い者は帰属意識がない。などという人がいますが、

 それはコミュニティーとしての帰属意識であり、家族のようには

 思っていない
ということに過ぎません。

 組織というところは、成果をあげるためにあるわけですから

 仲良くなるために集まっているわけではありません。それが目的

 ではないということです。

 そうかといって、コミュニケーションを取らなくてよい言うこと

 ではありません。成果をあげるために必要なコミュニケーション

 は、必要
です。これを混同している人がなんと多いことか。

 ライブではこの点にも言及しました。

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2023年07月19日

悪し習慣をやめさせ、良い習慣をみにつける

◆すぐに自分の痛みになることは、自然の結末を知ることが

 容易で、課題の分離がしやすいものです。

 走ってこければ痛いのは自分です。

 しかし歯磨きのように怠ると、将来虫歯になる危険性が増す

 というようなものは、自分の課題とは思えません。

 悪癖にはこういうものが多くあります。煙草やお酒も医者に

 命の保証はしないと言われて初めて辞めようと思うものです。

 しかし組織の中では、将来問題になることが多く存在します。

 本日は、向後千春著『アドラー心理学のススメ』101頁です。

    悪し習慣をやめさせ、良い習慣をみにつける


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 書籍では歯磨き、スマホの長時間使用などを防止するには、

 課題の分離をしてから話し合い、共同の課題とすることと

 しています。

 具体的に組織の現場でこれを実現するにはどうすればよい

 でしょうか?

 私はこの次のような方法を提案することがあります。

 解決したい課題が発生した場合、その解決策について相談を

 持ち掛けます。
これは組織では簡単にできることです。

 例えば、Aさんの仕事が遅れているとします。

 Aさんにそのことを自覚してもらなければなりませんので

   『Aさん仕事はスケジュール通り行っていますか?』

   『ええ、順調です』

 ここで、はいそうですか?となっては行けません。

 私は、仕事の内容はわからないので、素人の私でもわかる

 ように説明してくれないか。と説明を求めます。

 こちらが納得できれば、それはそれでOK。よく考えているねぇ。

 君に任せて正解だったな。安心したよ。で終えればよいわけです。

 もし説明ができなかったら、納期には間に合わなそうだけど。

 本当のところは少し厳しい?

 こうして軽い同意をとることで、課題の分離ができます。

 そこで、どうやっていこうと切り出します。

 ここで苦し紛れでも、何らかの答えが返ってきたら、それいいね。

 と承認します。この時、はっきりと課題の分離ができたことに

 なります。そのほかに何かできそうなことはあるか?

 こうしてできることを相手にしゃべらせます。

 そして、私に手伝えることは何かあるか。と協力を申し出ます。

 言ったことに、他人が協力するというのは、言動に責任を持つ

 ことにほかなりません。

 上司と部下が完全に逆転したことになります。こうすると

 自分で考えるという習慣がついていきます。

 そしてついには、自分で解決することを覚えようとします。

 多くの場合は、協力せずに自分の仕事は自分の責任でやるのが

 当たり前などと言ってしまうものです。

 こうなるとコンプレックス発動へまっしぐらです。

 皆さんは、どのように良い習慣をみにつけさせますか?

  <<ライブde解説は7月23日チャンネルはここから>>

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | アドラーの世界

2023年07月16日

経営の教科書【意思決定するとは、経営資源を割り当てること】

◆何かを成し遂げるには、意思決定が必要です。意思決定を

 成果に結びつけるには、投資が必要。

 経営における投資とは、経営資源を割りてることです。

 それも達成できるだけの資源を投資する必要があります。

 資源の乏しい中小企業は、これが最も難しいことです。

 あれもこれも手を付けるのは、エネルギーの分散。

 こういった随時投入は体力をなくすだけです。

 達成できるだけの戦術力を知ることは不可能ですが、

 トップの意思決定は、この不確実なものに経営資源の

 配分を決めること
です。

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2023年07月13日

部下と上司の課題を分離することから協力が始まる

◆人生の迷いが消えるアドラー心理学のススメ(向後千春著)を

 お持ちの方は、92頁からの以下のセクションをお読み返して

 みてください。

  5.子どもは日々の経験から何を学んでいるか

  6.親の期待や心配は親自身の課題


 ただし、親子を上司と部下に読み替えです。

 例えば、自分自身にふりかかってくることを「自然の結末」と

 呼びます。部下にふりかかってという具合です。

 部下にとっての自然の結末ってなんだろう。って私は考えて

 みました。私は、すぐに答えを出すことができませんでした。

 結構難しい問いです。

      部下と上司の課題を分離することから協力が始まる

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 部下の自然の結末を昔ながらの考え方だったら、昇格ができない

 とか、営業成績が上がらないということになるのでしょうか。

 本当にそうなんだろうか?と私はまた考えたわけです。

 自然の結末って、自分自身が課題から逃げ続けてしまうという

 ことなのではないだろうかと一旦結論付けました。

 書籍の例でいうと階段から飛び降りたらケガをすると上司が事前に

 あれこれとお膳立てして仮に成果が上がったとしても、課題から

 逃げていたら、お膳立てがなくなったら自分で何も解決できなく

 なってしまいます。

 自分の課題に向き合うのが、部下の課題です。

 上司の立場としては、そのグループの成績は上司の課題です。

 その上司の課題を、部下に配分し成績の責任を押し付けるのは

 上司の課題を部下に押し付けているようなものです。

 上司の課題は業績をあげること、部下は自分の課題に向き合うことと

 課題を分離したとします。

 その上で、部下が課題に対して支援を求めてきたら、それを支援

 すること
が結果的に上司の課題に向き合うことになります。

 こうして協力をしていく、裏を返せば共同の課題となるわけです。

 これを実現するには、お互いが自立すること、主体的に動けることが

 必要条件
です。

 こうすることでもう一つ良いことがあります。

 他人の課題に立ち入らないようにすると、イライラがなくなります。

 人によっては、これを冷たいという人もいるようですが、自立して

 いる人間だと認めている
と考えられなくはないでしょうか?

  <<ライブde解説は7月16日チャンネルはここから>>

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2023年07月09日

経営の教科書【組織の目的とは、どう考えるのか?】

◆組織は、目的があり行動するもの。コミュニティは存在する

 ものと前回の解説でこのことをお伝えしました。

 コミュニティを中心に会社は形作られていましたが

 その考えでは、立ち行かなくなっていることにきっと気づいて

 いると思います。それは、冒頭に伝えたことが理解できれば

 このことは納得できます。

 これから会社があるべき姿は、組織の方です。

 組織に集まった人々の能力を一つの方向に向けていく

 には、目的が必要です。

 今回は、目的そして目標についてお伝えしました。

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2023年07月05日

社員育てに正解はあるのか

◆久しぶりに、書籍『アドラー心理学のススメ』に戻ります。

 第4章は、子育てに正解はあるのかというテーマです。

 これをもじって『社員育て』としました。社員の育て方ですね。

 本書では、アドラー心理学は、親教育つまり親自身の考え方を

 変えていくことです。企業でいえば、上司教育です。

 知識社会に移行するにあたって、上司教育が非常に重要

 であると私は考えています。

 スポーツの世界でも、コーチや監督の姿勢が大きく変わろうと

 しています。私が育った頃のど根性なんて飛んでもない話です。

 現状でも、いまだにうさぎ跳びを強要しているような組織が

 世の中には多数存在しています。

     社員育てに正解はあるのか

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 成果には何ら関係のないことを、昔の慣習への上司のノスタル

 ジーに付き合わされている部下はたまったものではありません。

 向後先生の書籍には、子供に備えてほしい能力が2つ挙げられ

 ています。

   1.自分の人生を自分自身で引き受ける能力

   2.社会に中で他の人と協力してい生きる能力


 今回は、この2つを社員に置き換えて考えてみました。

 自分の人生というところを自分自身の課題と読み替えました。

 自分自身の課題は私は各人が強みを発揮し、磨くことだと

 私は考えてみました。職場にきて、自分を生かすことを引き

 受けること
です。

 今までの組織だったら、自分が割り当てられた仕事はこなす

 ことになるのではないかと思います。もしそれだったら今まで

 やってきた方法を卒なくこなす人が評価されます。

 だったら人並みにできる人はそれでよいのかということになり

 ます。私が考える課題との違いは、自らがさらなる上を目指し

 成長すること
が含まれているかどうかです。

 知識労働者には、継続学習が必要です。日々新しい情報が生ま

 れてきます。これを学ばずして、強みなど直ぐに消えてしまいます。

 二つ目の『協力してい生きる能力』は、組織においては当たり前の

 ように思えますが、これができている組織はとても少ないです。

 協力するには、組織が何を目的にしているかが定義されている

 必要があります。組織の存続は目的ではありません。したがって

 会社を維持するために利益を上げるというのは、目的にはならない

 のです。社会に対して自分の所属している組織は、何で貢献するか

 です。社会への貢献を共同の目的として共通の理解をしている

 必要があるわけです。

 各人がこの目的に向かって、各人の役割を認識し、自分の得意な能力を

 使って貢献していくことが組織全体でできていなければなりません。

 したがって、他者の役割も理解しなければならないのです。

 このことにより課題の分離ができます。課題の分離ができていないと

 他人がやっていることを自分を比較し、どちらが優れているかを

 競い合おうとします。これは縦型の組織です。知識労働の生産性を

 落とします。他者信頼が必要ということになるでしょうか?

 ここまで第4章に書かれていることを、組織に置き換えて

 きましたが、まだはっきり整理できている訳ではありません。

 ライブで配信しながら、確認していきたいと思います。

  <<ライブde解説は7月9日チャンネルはここから>>

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | アドラーの世界

2023年07月02日

経営の教科書【消えゆく組織、成果をあげる組織違いは何か】

◆ランチェスター通信234号は、目的をどのように設定するか

 を伝えるつもりで書き上げました。

 気になるところというのは、何度も伝えたくなるようで、

 目的以上に知識社会への移行について話をしてしまいました。

 これは235号で詳しく伝えるつもりですが、今この時

 経営者である人は必ず理解して、腑に落としてほしいと

 切望しています。そうでないと近い将来経営者でなくなる

 可能性が
あります。 

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