2023年06月29日

強みを見つけるには、評価をしないことである

◆アドラー心理学を今回もお伝えしようと思いますが

 『強み』という言葉は、アドラー心理学ではあまり

 使わない言葉だと思います。

 ランチェスター経営とか、ドラッカー経営ではよく

 出てきますが、個人心理学ではなじみがないと思います。

 では、『貢献』という言葉はいかがでしょうか?

 これならよく聞く言葉です。実はドラッカー先生も貢献を

 重視しています。

 経営は企業間競争の中にありますから、その組織の強みが

 ないと経営していく上で、苦難の連続
になります。

 個人的には強みがあるということは、自分らしくあるという

 ことですから、本来の自尊心に繋がります。

    強みを見つけるには、評価をしないことである

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 強みとは、他者より優れいていることが条件の一つになります。

 他者と言っても、世界すべての人と比較するわけではありません。

 自分の影響の輪の中での強みです。

 もう一つの条件が、他者が貢献してもらったと思えるかどうです。
 
 皆さんの貢献を受け取った方が、プラスの方向に変化すれば

 貢献したことになります。成果が上がったわけです。

 では、この強みを見出すには、どうすればよいか。

 マネジメントの仕事を効果的に遂行するには、強みによって

 マネジメントすることです。

 弱みに目をつぶれるかが分かれ目です。

 弱みを見つける方法は、とても簡単です。他者と比較して

 評価すればよいのです。二人いれば一方は弱み、一方は強み。

 評価してレッテルを貼ればよいのです。仕分けすればよいの

 のです。しかし弱みのレッテルを貼られた人からも強みを

 見つけなければならないのが、マネジャーの役割です。

 アドラー心理学では、これを勇気づけを使って、人生の有用な

 課題に向かわせようとしています。

 もともと勇気くじくをされている人は、そう簡単ではありません。

 評価をされたくて仕方がないのです。ダメというレッテルを

 貼られたら、課題に取り組まなくてもよくなります。

 逆に、ヨイというレッテルを貼られると、もうこれ以上課題に

 取り組まなくてもよいという証明書をもらったと思いたい

 わけです。上司は上司で、レッテルを貼れば、それ以上の

 勇気づけはやらなくていよい
と思ってしまいます。

 あいつはダメだから、あきらめた。あいつはできるから

 何もしなくてよいという具合です。

 お互いが、その場の評価を得ることで、勇気づけという

 煩わしいものから解放
されます。

 しかしこれでは組織の成果は上がりません。

 評価して片づけてしまう習慣と部下が欲する評価に屈しない

 ようにすることです。するとお互いが有用な課題に取り

 組むことになり、強みを育てることができます。

 これはもちろん私の考えです。皆さんはどのように考えられる

 でしょうか?

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2023年06月25日

経営の教科書【究極の人材開発は、卓越性を持たせることである】

◆ランチェスター通信233号の解説の最終回です。

 人材開発についてお伝えしたが、知識労働者に対しての

 強みを発見する方法をお伝えしました。

 方法よりは、その前の注意事項になるかもしれません。

 人の強みは、他者への貢献によって顕在化されます。

 他者の目的は何かによって、協力や貢献の仕方が違います。

 自分の強みをどのように生かすかがその人の本来の強み

 あり、単に人よりできるというだけでは意味がありません。

 肉体労働では、これでよかったのですが知識労働では、

 それだけでは、強みとなりえな
いのです。

 この話を理解するのは難しいですが、知識社会において

 重要な意味がありますので、別の機会にでも取り上げ

 たいと思います。

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2023年06月21日

『人生は今日が始まり』を自らの勇気づけに使う

◆『人生は今日が始まり』という言葉は、講演家田中真澄氏の

 言葉です。積極的に生きるためには、昨日までは練習、今日が

 本番
と思え、そして自分の目標に向かって進めという意味に

 私は捉えています。

 皆さんの中にも講演を何度か聞かれた方もみえると思います。

 この言葉がアドラー心理学を勉強していて脳裏を寄ぎりました。

 今回は、向後先生の書籍から少し離れて、私の自分への勇気づけ

 についてお伝えしたと思います。

 岸見一郎著『アドラー心理学入門』を復習していることは

 前回もお伝えしたと思います。

 その最終章の『自分が人生を創っている』のセクションに

 カウンセリングについて記述されています。

    『人生は今日が始まり』を自らの勇気づけに使う

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 カウンセラーは、クライアントに次のように質問をします。

  『この一週間の出来事を話してください。一週間より

   先は存在しませんよ


 過去が一週間前から始まったとして考えるよう質問したのです。

 あの人は気に入らなないとしても、そのきっかけになった出来事が

 一週間より前だったら、嫌いになってなかったことになります。

 昔から、自分はこれができなかったので、苦手ですもなしです。

 もうお解りだと思います。

 究極は、『人生は今日が始まり』とすることです。

 嫌だった人も、今日から始まるのだったら好きになれるかも

 しれません。確かに、難しいことです。過去の記憶を消すことは。

 私は車の営業をしていたことがあります。

 私は一軒一軒訪問するやり方でした。それも時代遅れと言われ

 ていて結果が出るまではかなりバカにされていました。

 その通りで、不在と断りの連続です。精神的にはどんどんマイナスに

 振れて
いきます。外回りなので、サボっても誰にとがめられる

 こともありません。

 こうなると先輩方の言葉が脳裏をかすめます。

    『そうだよな。売れる訳がない。もう止めるか』

 その時、既に自己啓発プログラムを学んでいた私は、あることを

 思い出します。アファーメーションの言葉です。

   『私が新たにドアをノックすると、また一人お客が増える』

 その後も言葉があったのですが、忘れてしましました。

 新たな一歩として、ドアをノックするところがポイントだと思います。

 気持ちをリセットする方法です。私はこれをクリアリングと呼んでいます

 実際のところ、私に面と向かって断ったお客さんは、私のことを

 ほとんど覚えていません。知覚されていないのです。

 次にまた訪問すると態度が全然違う。買わないといった人に

 どれだけ買ってもらったことか。

 人間関係においても、同じような体験をしています。これについては

 ライブでお伝えします。

 こちらが嫌だと思った行為は、相手はそんな風に考えていないこと

 が多くあります。そこに自分が嫌だという気持ちを保持していたら

 相乗効果で、マイナスの感情になりお互いを引き離します。

 引き離すことが絶対悪いと言っているわけではなく、その

 ことによってコンプレックスを発動することを防ぐことの

 方が重要だと思います。そしてこのコンプレックスが共同体

 を破壊する。破壊までいかなくとも、成果から遠ざけること

 になります。

 悪化した対人関係、過去の嫌な自分と決別するには

 『人生は今日が始まり』と考えることは健全な方向に自分を

 導くと思います。

 原因論から決別し、目的論を目指す。目的論なら自分の未来を

 変えることができると私は思います。

 皆さんは、今、ここで、自らをどのように進化させていきますか?

 『即今、当処、自己』という禅のことばがあります。

 詳しくは、ライブにて

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2023年06月18日

経営の教科書【全社一律の評価は半分の脱落者をつくる】

◆ランキングーというサイトがあります。なんでもかんでも

 ランキングしてしまうサイトです。

 私は思わずクリックしてしまいます。

 例えば、『アラフィフに見えない50代美人女優ランキング』

 のようなものです。

 サイトはこちら → https://rankingoo.net/

 自分とは全く関係がないと思える世界であれば、楽しみの一つ

 と考えることもできると思いますが、これが身近な人だったら

 どうでしょうか?

 評価をするとは、人をランキング付けして競争関係にすること

 にほかなりません。これでは、協力することはできません。

 知識労働において協力することが、生産性を上げることの

 要因です。20分程度の解説でどれだけお伝えできたかは

 解りませんが、評価について話しました。

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2023年06月15日

自分への勇気づけに、他人と過去はいらない

◆勇気づけはこれをすればよいという魔法の言葉はありません。

 しかし勇気づけへのガイドラインが本書では3つ挙げられています。

   1.成果ではなく、過程、成長に注目する

   2.成功だけでなく、失敗も受け入れる

   3.協力と貢献に感謝する


 私は、野田俊作先生の勇気づけの方法という書籍から

 8つの勇気づけの方法を、自己宣言として毎朝トレイ掃除

 をしながら心の中でつぶやいています。

 私は精神的に強くないという自覚があります。子供の頃から

 くよくよ考え、情緒不安定と言われてきました。

 すぐに気持ちがふらつき、気が変わるわけです。

    自分への勇気づけに、他人と過去はいらない

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 自分自身を持つということを、人一倍意識していないと崩れて

 しまいます。
いつそのような状況にならないとも限りません

 ので、積極的な自己宣言をしています。

 SMIという自己啓発プログラムでその方法を知りましたが

 最初はうまくいきませんでした。

 例えばこのような言葉を毎朝発します。

   『私は成果だけでなく、過程を重視しいている

 これを繰り返していくと成果を気にして、コンプレックスと

 決別できるという原理です。

 しかしどれだけ宣言しても、早く過程を重視するようになって

 成果を出したい
などと思ったら、逆の自己宣言をしてしまう

 ことになってしまいます。

 何度やってもうまく行かないとき、暗記してみようと

 思いつきました。暗記してその言葉だけを発するのです。

 『私は成果だけでなく、過程を重視しいている』うんそうだ。

 私はそうしている。という自分との会話
も入れたかもしれません。

 偶然ですが、そのとき私の頭に中には、周りとの比較は

 ありませんでした。

 それまで私を苦しめていたのは、他者との比較だったようです。

 さらに過去との比較だったようです。昔そうだったから、今回も

 同じことになるとか、同じ結果になると思ってしまうこと

 でした。もしそうだとしたら、自分の将来は全く暗いものに

 なってしまいます。他者には負け、そしてそれが運命である。

 その後の自己宣言は、劇的ではありませんでしたが少しずつ

 効果を表してきました。過去の自分と切り離して、今ここにいる

 自分、そして今日より理想に一歩近づいている自分への宣言
にできた

 のだと思います。

 これが自分自身への勇気づけの最初の体験だったようです。

 私の体験が皆さんにも通ずるとは言いませんが、ライブ配信で

 何かヒントを掴んでいただければ幸いです。

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2023年06月11日

経営の教科書【部下とは、目的・成果・必要条件を共有せよ】

◆私が今学んでいるのは、ランチェスター戦略、ドラッカー経営

 アドラー心理学です。一通り深く勉強した時期は過ぎて、今は

 総花的に気になる書籍などを読み、聞きしています。

 とはいえ、テーマはこの3つに絞っています。

 そして目的は、組織に成果を挙げてもらうことです。この目的が

 はっきりしていないと、雑学の域を出ません。


 もう一つ感じるのは、これらのことの根っこが同じだという

 ことです。バラバラに見えていたものが一つに繋がるというのは

 学習効果が上がってきた証拠かなとも感じています。

 さらに、これらのルールを使って、自分の課題に応用していきたいと

 思います。もうワンステージ上がれるはずです。

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2023年06月09日

仕事を分業して協力するには、成果に焦点を合わせよ

◆アドラー心理学に人類においてよりよい人生を送るために発明

 されたと『分業』のことが説明してありますので、私は少し

 驚いています。分業を成功させるためには、協力が必要です。

 これは誰にでも理解できると思います。

 アドラー心理学では、協力を実現するためにはタテの関係から

 ヨコの関係にすること、そして自分と他人を勇気づけること


 奨めています。詳しくは向後先生のアドラー心理学のススメに

 譲ることにしますが、個人心理学ではなく組織という面から

 お伝えしていきたいと思います。

 組織では、個人の能力を生かさなければなりません。そして

 その能力が成果に貢献することが必要です。


    blog20230608.jpg

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 組織の成果に貢献するために、自分の能力が役に立ったと思える

 ことが組織への所属であると思います。こうして共同体感覚は強く

 なっていきます。

 組織とコミュニティとの大きな違いは、組織は目的をもって行動する

 ものであり、家族や社会のコミュニティは存在するものであります。


 したがって企業や組織では、目的があり、共有されていなければなりません。

 目的が共有されていなければ、どうやって貢献するのか、成果を上げるのか

 自分自身が主体的に考えられないからです。

 主体的でないということは、自分の独自能力を生かしていないことになります。

 俗にいう自分の強み、自分らしさです。これが本来の自尊心に繋がって

 いきます。

 目的は何かを共有できれば、次の成果は何かを考えることです。

 三つ目は、成果を保証する必要条件は何か
を共有することです。

 例えば投資効果もその一つです。いくらまでの投資なら成果が上がり

 ますが、それ以上の投資ならやっても無駄というものがあります。

 組織の場合、個人個人が好き勝手にやることは、組織の存在自体も

 危うくします。主体的でないと個人の独自能力が発揮されなくなります。

 そのためには、目的を明確にし全員が成果に焦点を合わせることです。

 例えば当社はお客中心に経営をしようとトップが言い出したとします。

 しかしこれでは、目的が何かが解りません。したがってどんなことで自分が

 貢献してよいのか考えることができません。こういう場合は、目的が理解で

 きないので、仕事ができないとはっきりと進言することです。

 これを受け入れられることがヨコの関係です。

 タテの関係だと、『俺のやり方に文句をつけるのか!』となるわけです。

 タテの関係で生きてきた人は、それが会社というものだとごまかす人が

 いますが、次の社会では通用しないと私は考えています。

 皆さんは、どのようにお考えでしょうか?

 組織の場合、目的・成果、成果を出すための必要条件を共有できて初めて

 組織のおける協力と貢献が可能になります。
 

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2023年06月04日

経営の教科書【成果をあげる強いチームを作るマネジメント】

◆今回から233号のニュースレターの解説です。手元のない方は

 以下のPDFをダウンロードしてください。

 今回は組織とコミュニティの違いについて、熱弁してしまい

 時間がなく予定の半分しか解説できませんでした。しかしこの

 2つの違いは前提条件として知っていないと、実業を行うときに

 間違った行動のまま知らずに進めることがあります。

 今までの考え方の延長では、正しく理解できません。

 そんな訳で次回は、

   『部下とは、目的・成果・必要条件を共有せよ

 の補足説明から始めたいと思います。今回の動画は見ている

 ことを前提にお話しします。

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2023年06月01日

相手のためにと思ってしたことなのに・・その時あなたは

◆第2章イライラする自分を抑えられない。では感情には

 目的があるという目的論から自分の感情とどのように

 付き合うかが課題でした。

 自分の勝手な仮想的目標が裏切られたことから感情を発動

 してしまう
のが心理的構造のようです。

 今回は、本書にあるケーススタディは『相手のためにとアド

 バイスしているのに、逆に反発されてしまう
』です。

 私はこれが日常茶飯事です。(笑)

 この時の私の仮想的目標は、自分がアドバイスしたことは必ず

 役に立つ、実行して成果出してくれです。

   相手のためにと思ってしたことなのに・・その時あなたは

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 仕事柄このような確固たる自信を持っていないと商品と

 して成立しません。
しかしそれを相手に押し付けるかは別です。

 もし私の仮想的目標がすんなり受け入れられたら、どうなる

 でしょうか?

 私の仕事はなくなります。存在意義がなくなるということです。

 私の言っていることは、すべて書籍や教材に書いてあることです。

 私のいうことを聞かなくても本を読めばわかることです。

 それをその人が解るようにどう伝えることが私の存在意義です。

 とはいえ、すべてがうまくいくことはありません。途中で聞く耳を

 持たなくなったり、予定が付かなくなったということから、疎遠に

 なっていくこともあります。

 いろいろと手を尽くして伝えたとしても自分の考えに固執して

 受け付けてくれない場合もあります。

 こういう時、私はとりあえず落ち込みますね。

 なんでわからなかったんだろうと。しかしその時にはその人は

 目の前から消えてしまっているので、イライラすることはない

 のですが、落ち込みは一般的な人よりひどいと思います。

 なんせ私の存在意義ですから

 そんな状況から立ち直るのは、もっと他の方法はなかったのか

 自分に不足していることはなかったのかと自問すること
です。

 私は、ランチェスター戦略を20年前から伝えてきました。

 途中から、ドラッカー先生の書籍をなん十冊も読み、今は

 アドラー心理学を研究しているのは、このようなことからです。

 実際に現場を見ている社長と私では、実践するという感覚に

 大きな違がありますから、致し方がない部分です。

 しかも組織の状況は、100社あれば100社違います。

 しかし私はこういうことを自分のエネルギーに変えています

 皆さんの場合は、毎日のように会うわけですからイライラも

 募ることでしょう。そういうとき、自問してみてはいかがでしょうか?

 ほかの方法はないか、自分が不足しているものはないか。

 そして、相手の仮想的目標は何なのか。

 ただし課題の分離を忘れずに!

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