2023年02月20日

本当の自信は、他者と比べないところにあった

◆私は、幼いころ消極的で全然自分に自信がありません

 でした。友達も少なく人前で話などとてもできません。

 顔を上げまともに人の目を見ることもできません。

 中学生になったころ、自分は何のために生きているだろう

 と悩み始めした。
思春期に子供にはありがちな悩みですが

 定期的にこの疑問がわいてきます。

 同級生を見ているとなんだか迷いがなく、自信があるように

 見えてきます。自分だけが人より劣っているような気がして

 なりません。人より長けたところはなく、人より劣っている

 とは思いませんでしたが普通の人間だったので自信は持てま

 せんでした。

 このような子供が、今はまあまあ自信も持てるようになり

 ました。

   本当の自信は、他者と比べないところにあった

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 アドラー心理学を学んでいると自尊心という言葉が説明されて

 いました。

   『自尊心とは、自分自身についての評価、

    あるいは自分自身に対する態度
』だそうです。

 私は何らかのものを手に入れて、まあまあよくできていると思いた

 かったのです。

 この自尊心の形成には大きく3つの種類があるそうです。

 その一つ目は、他人との比較です。私はこれをすることで

 自分自身の評価を、ダメな人間だとしていたのです。

 二つ目は、他者からの評価によるもの。ほめてもらうことです。

 あいにく私の場合は、周りにほめてもらえるような人はいません

 でした。何か目立ったものがあれば、ほめてもらうこともあった

 と思いますが、何もかもが普通で目立たない存在だったので

 そうなったのだと思います。

 この二つは、他人に依存してしまっています。

 したがって、本当の意味での自信を持つことができません。

 自分より劣っているという人となら、自信はあるが自分より

 能力が上だと思えば卑屈になる。人にほめてもらえば、自信に

 なるが、欠点を指摘されると自信がなくなることになるわけです。

 本当の意味での自尊心を持つには、自分らしくあることです。

 これが三つ目の自尊心の持ち方です。

 この本来の自尊心を持つには、自分が不完全であることを

 受け入れて、さらに自分の理想に近づくように成長すること

 です。こうして身につけた本来の自尊心は、他人のことは気に

 せずに済みます。
そして自分の目標に向かって、日々努力を

 していけます。

 私は運よくほめられることはありませんでしたが、他人と比較

 してしまうことがありました。他人と比較しないようになることで

 自尊心が身についてきたようです。

 誰だって他人と比較してしまうものだと思いますが、私はその

 ような気持ちになっていないかをセルフチェックできるよう

 自分自身を変えてきた
つもりです。

 おかげさまで、人より優れているとも劣っているとも考えず

 自分はできていると感じることができています。

 もしかしたら、本来の自尊心に近づいているのかもしれません。

 具体的にどうやって、他人との比較をしないようにしているかは

 動画の解説にてお伝えします。

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2023年02月19日

経営の教科書【お客さんへの協力を訓練する】

◆今回で229号は最後の解説です。最終回は、アドラー

 心理学の所属という考えを中心に、組織の在り方を

 お伝えしました。

 人が能力を発揮するには、まず安心してそこに所属する

 ことが必要です。所属するにしても、その所属の仕方に

 よってその人が主体的に能力を発揮できるかが決まってきます。

 主体的に能力を発揮できるか、従属的に能力を使おうと

 するかで大きく成果が変わります。
特に知識労働においては、

 そのようになります。

 一人一人が主体的に動ける組織を作るヒントをお伝えしました。


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2023年02月14日

強みと思えるものは、強みではない

◆自社の強みは何かを定義することはとても難しいことです。

 それは、普通にやってしまっていることは、自分にとっては

 特段難しくないと思えるからです。

 逆に苦労したものは、自分で勝手に強みと思ってしまうものです。

 苦労していないことを強みとすることは、自信が持てないし

 罪悪感さえわいてきます。


 私は情報処理試験の一種というものを何年もかけて取得する

 ことができました。その上に特種という資格がありますが

 全然手が届きませんでした。しかし私にとっては、一種は

 大切なものです。

 もし私が履歴書を書くならば、おそらくこの項目は入れると

 思います。しかしこれは強みではありません

 先ほども言いましたが、その上の特種という資格を一発で

 合格する人もいるわけですから、全然大したことはありません。

 それでもそういう人たちに負けない強みがあります。

     強みと思えるものは、強みではない

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 それは、何年もあきらめずに、取得できるまで続けた忍耐力です。

 一発合格するような人にこれが備わっているかは不明ですが、

 可能性はあります。

 私は継続していくことを当然のことだと思っていますから

 強みとは思えないのです。

 創造する経営者に次のような言葉が載っています。

   『知っている仕事はやさしい。そのため

    自らの知識や能力には特別の意味はなく

    誰もがもっているに違いないと錯覚する。

    逆に、自らに難しいもの、不得手なものが

    大きく見える。』
  《創造する経営者》

 強みを見出すには、自社が当然としてできていることが

 他社はできているかを見ること
です。

 もう一つは、その強みを誰にそして何に使うかを考えることです。

 これはとても難しいことですが、事業を継続していくには

 この強みを見出さなければならないと思うことです。

 強みがなければ、生き残れたとしても市場で限界的な存在に

 なってしまいます。


 しかもこの強みは虚ろいやすい。

 マネジメントは、考え続けなければならないということです。 

 しかし一人で考え続けるのは至難の業です。

 そこで経営方針に強いものつくりを中心に据えて、全員で知恵を

 絞る
というのが最もよい方法だと私は思います。

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2023年02月12日

経営の教科書【経営に対して基本的合意を取り付ける】

◆これからの企業の採用は大きく変わっていくと思います。

 特に中小企業の採用基準と退職の基準は変えざるを得ない

 状況にきています。

 今回は採用に関する基準のヒントとなると思います。

 組織で、団体で、成果をあげていくことがこれから必須です。

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2023年02月08日

自社の強みを発見する方法

◆経営者、これからは中小企業と言えども、社長や役員だけが

 その任務を遂行するとは限りません。

 昔は、親方に言われたことをすることだけで、十分成果に貢献

 できました。しかし現代では、言われたことだけをするのだったら

 ロボットやコンピューターが代替してしまいます。

 先進国であれば、海外からの労働力でも代替できるわけです。

 むしろそのほうがハングリー精神が高く、よく働きます。

 したがって、経営者というと誤解を招きますので、マネジメントと

 表現していきたいと思います。

 マネジメントの役目の一つは、組織に成果を上げさせることです。

 組織に成果を上げさせるには、次のことを考えなければなりません。

   自社の強みを発見する方法

  ★動画deプログ解説はここから★
  

    わが社が強みとするものは何か、

     うまくやれているものは何か、

     いかなる強みが競争力になっているか、

     何にそれを使うかを問わなければならない


                  ---<未来への決断>


 これは、ドラッカー先生の言葉です。

 しかし強みなどというものは、そう簡単に考えられるものでは

 ありません。人は自分ができていなかったことができると強みと

 思ってしまう
ことがあります。しかし本当の強みは違うところにあります。

 私は子供の頃から人前で話すことが大の苦手でした。全員の視線を感じる

 とそれだけで何も言えなくなってしまいます。

 小学生の低学年のころです。宿題を机の中に入れて提出しようとしたの

 ですが、担任の先生が強く口調で、『宿題忘れたの!』と言われて、

 机の中から宿題ノートを出しそびれ、その場で机に伏っして昼休みまで

 泣いてしまったことがあります。まあ面倒な子供です。

 しかし、人前で話す同級生を見ると格好いいなぁ〜とは思ったものです。

 そんな思いを忘れることができず、30歳まえに一本のカセットテープを

 聞いたことが私を前進
させました。

 箱田忠昭先生の講演のテープです。滅茶苦茶うまい。こんな話し方が

 できればいいなぁ〜と思い、休みをもらい実費で先生のセミナーに

 大阪まで出ていきました。

 それ以来、デールカーネギーの話し方教室やら、インストラクタ研修など

 に出かけて、話のトレーニングを行いました。

 もちろん箱田先生のほかの講演のテープを聞き、追っかけをしました。

 おかげで人前で話すことができるようになりましたが、これは強みとは

 言えないことを気づかされた出来事が
ありました。

 詳細は、ライブdeブログ解説でお話するとして、結論から言うと

 へたくそな人が、そこそこうまくなる方法を身をもって体験したこと

 が強みだったのです。

 話し方がうまい人は、練習などしなくてもうまく話ができます。

 しかも、そういう人には、かないません。

 もし私がそれを強みとするならば、もっと能力の高い人と競争をしなければ

 ならないことになります。競争力にはならないわけです。

 今の自分より、話を苦手とする人に、苦手を克服させることであれば、生まれ

 もって話しのうまい人にはできないことができます。

 これが何に使うかです。

 持論になりますが、お客は誰かを特定することがなければ、この強みも

 生かすことができません


 自分がそこそこできる能力を何に使うかが最も重要な問いだと思います。

 しかし多くの人は、強みはこれだとしか考えないのが現状です。

 逆に言うとチャンスがそこにあるのです。

   『われわれにとっての顧客は誰か

 もっと満足させることができるのは誰なのでしょうか?自問してみて

 ください。マネジメントが最初に考えなければならないことです。

 マネジメントチームを作るのであれば、集まってこの話し合いから初めて

 見てはいかがでしょうか?

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2023年02月05日

経営の教科書【新しい時代の組織は人の質を変容させる】

◆これからの時代どのようにすれば勝ち残っていけるか?

 時間があるごとに考えていますが、皆さんはどのように

 考えられているでしょうか?

 私はキーになるのは、組織の作りかと卓越性ではないかと

 思っています。

 少子高齢化が進む中、中小企業がどう立ち向かっていくか

 は、大きな問題です。

 一つ言えるのは、今までの組織の作り方では駄目だという

 ことです。

 人口構造が、山型から達磨型に変わっていくということは、

 組織内も同じようになると考えるのが、普通ではないでしょうか。

 さらに少ない人数で成果を上げるには、それぞれの強みを生かす

 組織にならなければならない
と思います。

 皆さんの組織はどのような組織になると考えているでしょうか?

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2023年02月02日

戦略を有効にするには、自らの強みを知る

◆ドラッカー著『乱気流時代の経営』に以下のような文面が

 あります。

   『あらゆる企業が自らの強みを知り、そのうえで

    戦略を立てる必要がある。

    何をうまくやれるか。成果をあげている分野はどこか。

    しかるにほとんどの企業が、あらゆる分野において

    リーダーになれると考える。

    だが、強みはつねに具体的であって特殊である。』


 みんなさんは、どの言葉が心に刺さったでしょうか?

     戦略を有効にするには、自らの強みを知る

  ★動画deプログ解説はここから★
 

 中小企業は、業界平均の一人当たり粗利益額にほど遠い状況に

 あります。平均ですので、当たり前と言えば当たり前です。

 企業の業績はパレートの法則に当てはまりますので、上位10%が

 ちょうど平均ぐらいです。理論上は9割の会社が業界平均以下なのです。

 そのような中小企業の社長は、粗利益、売上を追いかけ回して

 います。そのためあらゆる分野に手を出してしまうのです。

 こちらが駄目なら、あちらという具合でふらふらとして

 しまっています。悪いことに本人は目の前の売上・仕事を

 こなすことで 精一杯
で、ふらふらしている感覚はほとんど

 ないと思います。 

 そんな状況でも、強みを見出さない限り、ここから抜け出す

 ことはできません。
市場の原理から言って、顧客から他社より

 有利な条件で選ばれる理由
がなければ、市場から消されてしまう

 からです。私はスマホはiPhoneを使っています。

 価格は高いと思います。価格で選ぶのであればandroidにすると

 思います。さらに対応がとても悪いと感じています。

 そのなことを差っ引いても、やはりiPhoneを使っています。

 しかもシェアナンバー1です。利益が上がって当然です。

 皆さんの事業は世界に販売していないかもしれせんが、いずれかの

 市場で、企業間競争
をしているはずです。

 その中でも、強みがある方が当然有利です。

 この強みを見出すには、社長自身がここを強くすると明確に

 表明する
ことです。現在強みでなくてもよいのです。

 これを強くすると宣言することです。強みとは必ず相手との

 比較です。ですから、同時に市場つまりか顧客は誰かを

 宣言しなければなりません。

 このことを社員全員が意識していくと、徐々にその強みが

 見えてきます。


 それでも一人当たりの粗利益額が業界平均に満たないよう

 だったら、顧客を見直す必要があります。

 それでも駄目なら、もう一度強みを見直す必要があります。

 そうまでしても、強みを見出すことです。

 そうすることが、市場で勝ち残るコツです。

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