2023年01月04日

経営は、終わりなき戦い

◆明けましておめでとうございます。今年最初の投稿です。

 新年早々戦いの話で恐縮ですが、現実に経営の戦いは

 365日24時間行われているので、ご容赦ください。

 よい戦略とは、双方とも最小限の犠牲で勝てるものだと

 私は思います。

 絶対勝てるという状態を作り、攻めずに降参させるという

 のが理想の戦いではないでしょうか?

 しかし戦う以上はリスクを伴います。リスクを負わないで

 おこうとすると相手の思うがままの戦いになります。

    経営は、終わりなき戦い

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 この点は経営であっても同じです。経営の場合、リスクを

 避けようとすると現在のことをひたすら続けることに

 なります。このことはもっと大きなリスクを負うことに

 他なりません。

 戦いと経営が違うのは、勝ち負けが一度きりで決まらない

 こと。さらに競争相手が、どこからともなく現れてくると

 いう点です。したがって、企業間競争に終わりはなく、競争

 相手も入れ替わり立ち代わり限りなく現れる
ということです。

 もし競争相手が現れなかったら、その市場は終わってしまって

 いることになります。

 ドラッカー先生は、戦略計画なるものをマネジメントの中で

 次のように言っています。

    『戦略計画とは何か。それは、リスクを伴う

     起業家的な意思決定を行い、その実行に必要な

     活動を体系的に組織し、それらの活動の成果を

     期待したものと比較測定するという連続した

     プロセスである』


 最後の「連続したプロセス」であることを、知らない人が多く

 います。戦略計画や経営計画を作ることが目的になり、計画を

 実行しようとしない。リスクを取らないわけです。

 だからと言って、そのまま実行すればよいというものでも

 ありません。

 活動が期待通りに行っているかを常にチェックし、計画の調整は

 いらないかを判断していかなければならないわけです。

 戦略計画なるものを実行していくことは、相当なエネルギーが

 必要ですが、それ以上の成果は必ずあると私は思います。

 経営は終わりなき戦いだからです。

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界