新年早々戦いの話で恐縮ですが、現実に経営の戦いは
365日24時間行われているので、ご容赦ください。
よい戦略とは、双方とも最小限の犠牲で勝てるものだと
私は思います。
絶対勝てるという状態を作り、攻めずに降参させるという
のが理想の戦いではないでしょうか?
しかし戦う以上はリスクを伴います。リスクを負わないで
おこうとすると相手の思うがままの戦いになります。

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この点は経営であっても同じです。経営の場合、リスクを
避けようとすると現在のことをひたすら続けることに
なります。このことはもっと大きなリスクを負うことに
他なりません。
戦いと経営が違うのは、勝ち負けが一度きりで決まらない
こと。さらに競争相手が、どこからともなく現れてくると
いう点です。したがって、企業間競争に終わりはなく、競争
相手も入れ替わり立ち代わり限りなく現れるということです。
もし競争相手が現れなかったら、その市場は終わってしまって
いることになります。
ドラッカー先生は、戦略計画なるものをマネジメントの中で
次のように言っています。
『戦略計画とは何か。それは、リスクを伴う
起業家的な意思決定を行い、その実行に必要な
活動を体系的に組織し、それらの活動の成果を
期待したものと比較測定するという連続した
プロセスである』
最後の「連続したプロセス」であることを、知らない人が多く
います。戦略計画や経営計画を作ることが目的になり、計画を
実行しようとしない。リスクを取らないわけです。
だからと言って、そのまま実行すればよいというものでも
ありません。
活動が期待通りに行っているかを常にチェックし、計画の調整は
いらないかを判断していかなければならないわけです。
戦略計画なるものを実行していくことは、相当なエネルギーが
必要ですが、それ以上の成果は必ずあると私は思います。
経営は終わりなき戦いだからです。
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