◆経営者の中には、目立ちたがり屋という人がいます。
アドラー的に言うと優越コンプレックスがあることに
なるのでしょうか?その原因は、社長像にあるような
気がします。
昔ながらの社長像は、人情味のある親方で家族を守って
行ってくれる人、そしてなんでも知っていて
この人の言う
ことを信じていけばよいというカリスマ性の高い人だった
ような気がします。
たとえて言うなら、田中角栄元首相のような存在でしょうか。
日本列島改造論の高度成長化ならそれでも良かったかも
しれませんが、社会が発達してきた現代では厳しいのでは
ないかと思います。
★動画deプログ解説はここから★ ドラッカー先生の書籍によると
三菱でさえ、創業者の
岩崎弥太郎が早死にしたおかげで、事業を続けられたという
ことです。
すごい能力を持った天才が起業し、事業がどれだけ大きく
なったとしても、
天才が次に現れる確率はとても少ない。
経営は、365日24時間行われています。なぜならば
お客さんは、常に自分のニーズを考えているからです。この瞬間
にも我々は比較されているのです。
インターネットで買い物をするようになってからその傾向が
顕著に現れてきています。
では名経営者になるには何をしなければならないか。
このことを理解するには経営をシステムとらえるとよいと思います。
人とお金を投入して、顧客という成果を上げるシステムです。
しかしシステムは、定常業務にしか効果を発揮できません。直観に
頼ることはできません。したがって非常時の対応は難しくなります。
以上のことから経営者が何をしなければならないかが解ります。
業績の上がる経営システムを作ることです。そして作ったシステムに
異常はないか変化はないか常に観察することです。
この時の異常、変化というのは、社内の出来事ではありません。
市場つまり顧客ニーズとのずれです。
ドラッカーの名言
『事業の定義の見直しに成功する人は、
予期せぬ失敗を部下の無能や偶然のせいにしない。
システムの欠陥の兆候と見る。
予期せぬ成功を自らの手柄とぜず、
自らの前提の問題が生じていると見る』 社長は偉いと特別扱いされることが多々あると思いますが、それに
乗らないように、自らの仕事を遂行してください。
有名になることが社長の仕事ではありません。有名人の仲間入り
する必要もありません。
<<ライブde解説は12月25日チャンネルはここから>>★戦略実力を高める戦略社長塾(59期生)募集中★
2023年2月3日スタート ↓ ↓ ↓
その2 その3 その4
posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 16:49|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
ドラッカーの世界