その人、会社が顧客となったのは、今までの経営活動の成果です。
商品やサービスも同じく過去に何らかの理由で、手掛け始めたもの
に過ぎません。
当時のお客さんは、これらを喜んで受け入れてくれたに違いあり
ません。そうでなければ今まで続けてお付き合いがあるわけは
ありません。しかしそのお客さんは、同じ商品やサービスを今後も
購入し続けてくれるでしょうか?
そう思いたいのは山々ですが、経営環境ではそれを許してもらえ
ません。今まで強みだと思っていたことも、強みでなくなっている
る可能性があります。
過去に成功をした人に限って、この呪縛に陥ります。

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私はIT業界にいましたが、IT業界はドッグイヤーといって、
技術の進歩が激しく、次々と新しいものが出てきます。
私の時代は、オフコンと呼ばれたものからパソコンに置き換えられる
時代でした。オフコンでそこそこのお客さんがいたところほど、パソ
コンの技術に乗り換えていくのに遅れていきました。
だって、今まで通りやっていれば、そこそこの取引はあるわけですから。
ドラッカー先生の言葉を借りれば、手数料程度は入ってきます。
しかし現在の生活の糧だけ稼いでいれば、大丈夫という定年退職を待つ
働かない中年でいられるほどお客さんは優しくありません。
事業主がこれで十分などと思った時点で、企業は衰退します。
企業家精神とはそういうものだと思います。
今日のドラッカー先生の言葉は、『未来への決断』より
『事業の定義が有効であるには、四つの条件を満たす
必要がある。経営環境、使命、強みについての前提が
現実と一致しなければならない。それらの前提が
たがいに合致しなければならない。周知徹底されな
ければならない。
そして、たえず検証されなければならない。』
企業家精神には、変わることだけが、不変であることを受け入れ、より上を
目指す無上意の心が必要だと私は思います。
今ある業績は、過去の変化を機会にしてきた結果。だからこそ昔とった杵柄に
頼らず、未来への変化を機会として捉えるべきだと私は考えます。
皆さんはどのように考えられますか?
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