2022年10月27日

手持ちの人材で、理想企業を目指す

◆来年のセミナーは、実践する経営者を題材にいたします。

 その予習の第1章で、すでに手間どっています。

 実践する経営者という書籍は、これだけ読めばよいという

 類のものではないようです。

 今は、この書籍を離れて、『創造する経営者』の2部を読み

 返しています。

 その中の【9章強みを基礎をおく】では理想企業を描くことを

 勧めています。この章を読んで、自分自身を振り返ってみる

 経営というものを勘違いしていた自分に気づきました。

    】

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 経営というのは、手持ちの手段できる利の良い仕事を

 見つけ出し、高い利益を得ること
と思っていました。

 理想企業なんて、世の中は変わっていくし、景気の波も

 ありますから、考えられないと決めつけていたのです。

 しかしドラッカー先生のいう理想企業は、絶対的なもの

 ではなく、到達したらさらに上が見えてくる
ようなものの

 ようです。しかもすべての企業には、すべての企業の状況が

 あります。したがって、同じものはないということになります。

 ほとんどの企業は、この理想企業を描いていません。だから

 今ある手段だけで、なんとかうまくやる方法を見つけようと

 してしまうのです。こうなれば事業は良くなるという状態を

 描くと、そこに向けてできていないことを埋めようと努力

 します。

 ドラッカー先生は、事業を成功させる3つのアプローチがある

 と言っています。しかもそれは保証済みだと。

   1.理想企業のモデルからスタートする

   2.機会の最大化を図る

   3.人材の最大利用を図る


 書籍では、それぞれどのように実現したかという事例を紹介して

 われわれに伝えてくれています。

 経営戦略も同じく、勝てる状況を描きそうなるように持っていく

 という考え方です。横綱相撲のようなものです。

 ドラッカー先生の書籍の訳者で有名な上田惇生先生は、次のように

 ドラッカー先生の考え方を伝えています。

  『まず理想を描き、手持ちの手段でケースバイケースで』

 この言葉の意味が、少し深くわかりました。

 乱気流の時代に、われわれ中小企業が理想企業とするのは

 どういう企業なのでしょうか?

 手持ちの手段を最大に生かせる理想企業を描いてみましょう。

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 20:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年10月21日

事業は永続しない。しかし企業は永続させることができる。

◆私は、〇〇屋です。ということに拘ると企業は消滅します。

 このことは、流通業を見れば誰でも解ることです。

 工事業も、流通業と同じことが近々起こるのではないかと

 危惧しています。

 それは、企業の特徴であることを無視しようとするから

 だと私は思います。

 その特徴とは次のような点です。

 自らの意思で事業を止めることができることです。しかも、

 外圧によって、止めざるを得ないことも発生します。

 市場で不必要だと判断されたら、その事業は継続できません。

    事業は永続しない。しかし企業は永続させることができる。

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 採算に合わなくなり、自浄作用により消滅するからです。

 ここで企業と言わずに、事業と言ったのは『事業 = 企業』と

 思い込んでいる人がいるからです。

 つまり今の事業を何とかしていけば、企業は続けていけると

 願っている
のです。自分の事業だけは、なくならないと思い

 たいという気持ちは解らなくはありませんが、そういうことは

 起こりません。運よく、その人が経営している間は、事業はなく

 ならないことがあるかもしれませんが、残念ながらいつかはなく

 なります。

 どのようになくなっていくかというと収益性が落ちていき、

 事業を存続させるだけの収益が見込めなくなっていきます。

 同じことを続けていれば、必ず収益性は落ちます。

 このような原則を、無視して今の事業を継続しようとしても

 無駄な努力に終わってしまいます。

 止めることができる特権があるのであれば、将来の収益性が

 見込めないのだったら、その事業は止める
べきです。

 収益性が悪い事業を止め、その余った人とお金でより収益性が

 高い事業に移っていくことです。

 このとき決断がいりますが、この決断こそトップの仕事です。

 今ある事業を続けることを、自分自身が行っていたらこの決断は

 よい状況ではできません。

 事業がうまくいっているときに、この決断をするのは経営者と

 しての能力が高くなければできないのです。

 このような企業が、永続していける企業ではないでしょうか?

 永続するためには、捨てる勇気が必須のようです。

 経営者の実力を上げるには、やはり勉強することが欠かせません。

 勉強していなければ、今の事業が続くこと願うばかりですので、

 当然、決断どころか、止める選択をすることすら眼中にないと思います。

 そして業績が落ちたころに、どうしようと悩むわけです。

 以下の言葉を、もう一度考え直してみてください。

    『企業は事業をやめることができる。市場とくに

     資本市場に依存しているならば、事業をやめざる

     をえなくなることがある。

     いかに頑固で、金持ちであろうとも、市場の試練

     に抗しきれなくなる。』

         断絶の時代 より


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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年10月16日

経営の教科書【有名な社長は業績がよい】

◆今回がランチェスター通信225号の解説の最後です。

 今月は、日曜日があと2回ありますが、この2週は

 来年度のビジネスセミナーの予習を配信したいと思います。

 こちらは、限定公開のため次回のライブ解説は11月6日と

 なります。

 今月号では、以下の3つの点についてご紹介してきました。
    世間の常識は経営では非常識
 話を聞けば、当然だと思うかもしれませんが、気づかぬ間に

 陥っていることが多い
ので、チェックっしてみてください。

 また、多くの経営者がこのようなことを知らずに経営しています。

 知り合いの経営者に一度聞いてみてください。なんと答えるでしょうか?

 必要な方は、以下からダウンロードしてください。
             ↓ ↓ ↓
       ランチェスター通信225号はここから

        ★ライブ録画はここから★
  

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ランチェスター戦略

2022年10月11日

既存の知識を生かす方法が、マネジメントである

◆採用というのはマーケティングである。能力を発揮できる

 人材を如何に惹きつけるかのマーケティングである。

 こんなような意味の言葉が、どこかに書かれていたような

 記憶があります。本来なら原文を探してお伝えしたいところ

 ですが、記憶の範囲でごめんなさい。

 この言葉は特に知識労働者においてのことですが、就労者は

 唯一この組織に依存しなければならないという必要性は以前に

 比べて格段に低くなりました。

 一方、組織の方は真逆で、人材を渇望しています。

   既存の知識を生かす方法が、マネジメントである

  ★動画deプログ解説はここから★


 就業者の集まりを、市場つまり労働市場と考えるとマーケティング

 の考えはそのまま適用できます。

 今まで通りの採用方法で、この労働市場で採用が効果的に行える

 かというと私はそうは思えません。

 とりわけ、給与や休日の労働条件で競争をすると勝ち目はありません

 こういう場合は、どのようにすれば良いのでしょうか?

 ここで使えるのがランチェスター経営戦略です。

 ランチェスター経営戦略という表現は、正しいと思えませんが便宜上この

 表現をしたいと思います。

 弱者の戦略は、差別化がコンセプトです。差別化するには細分化を

 しなければなりません。非営利組織の経営で、ドラッカー先生がコトラー先生に

 インタビューしていますが、その際マーケティングを次のように説明を

 しています。

   マーケティングで重要なことはマーケットリサーチ、

    セグメンテーション(マーケット区分)、ターゲティング、

    ポジショニング(自らの位置づけ)、仕事の設計の五つです。

    宣伝や販売はそのあとのことです。』


 この文章から考えると就労者のニーズをリサーチするところから

 始めなければなりません。にも関わらず、多くの企業はお金を掛けたく

 ない、誰かに委託して手間をかけずに採用したいなどという手段から

 入ってきます。

 弱者の場合は、市場において既に差別化をしなければなりませんので

 優秀な人が欲しいと望んだ時点で、差別化どころか真似をしている

 ことになります。さらに悪いことに、お金も手間も掛けない訳ですから

 勝てる要因は、ほとんどありません。あとは運に任せるだけです。

 採用の部分では、太刀打ちできないとするとどうするか・・・

 このようなことは、勉強すれば知識として入ってきます。

 その知識を自分の組織にどのように適用していくかがマネジメント

 の仕事です。

 本日のドラッカー先生の言葉は、ポスト資本主義社会より

    『成果を生み出すために、既存の知識をいかに

     有効に適用するかを知るための知識が

     マネジメントである』


 加えて、私はマネジメントは体系であると思います。部分的に

 得た知識で、知ったかぶりするのは自己満足にはなりますが

 成果には繋がらないと思います。

 まずは、経営知識をしっかり頭に叩き込むことだと思います。

  <<ライブde解説は10月16日チャンネルはここから>>

  

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年10月09日

経営の教科書【あれこれ手広くやれば業績が上がる】

◆ニュースレターの文章に大きな間違えがありました。

  4頁。ドラッカー先生は、

  『成功したものを、新たな展開を体系的に図っていけ』

  といっています。この言葉からすると成功もしていないもの
          ↓
   成功しているものには、展開があるが

 PDFファイルは変更しておきました。

 今回のポイントは、売上や粗利益を目的にすると自転車操業に

 陥ってしまう
という点です。

 そこには、強いものを作らないと会社の将来はないという

 信念に近いものを持つことです。私はその方法としてランチェ

 スター戦略を信じることにしました。

 自分で考えて業績を良くするような余裕はなかったからです。

 苦しい時のランチェスター頼みだったのです。

 詳しくは動画でご確認ください。

 必要な方は、以下からダウンロードしてください。
             ↓ ↓ ↓
       ランチェスター通信225号はここから

        ★ライブ録画はここから★
  

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ランチェスター戦略

2022年10月05日

社会がガラガラポンされるまで、あとわずか

◆ドラッカー先生が書かれたポスト資本主義社会は、われわれが

 社会通念としてきた資本主義社会の次の社会のことを言って

 います。その書籍に次のようにあります。

   『組織の焦点を使命に合わせ、戦略を定め、実行し、

    目標とすべき成果を明らかにする人物が必要である。

    このマネジメントには大きな力が付与される。

    しかし、知識組織におけるマネジメントの仕事は、

    指揮命令ではない。方向づけである。

   
 こんな難しいことを勉強しなくても事業はやっていけていると

 いわれる方は多いのと思います。勉強して経営ができるのなら

 経済学者はすべて大金持ちになっていると。

     社会がガラガラポンされるまで、あとわずか

  ★動画deプログ解説はここから★


 確かに、そうかもしれません。しかし今事業がなりたって

 いるは、過去に行ってきたことの上になりたっているに

 過ぎないと私は思います。

 近い将来訪れるであろう知識社会でも通用するのでしょうか?

 経済学者は、過去のことを調べて過去を評価しているにすぎません。

 ドラッカー先生は、社会生態学者と自分で言われているように

 経済学者とは異にします。

 近い将来、2030年ごろには知識社会に移行が終わると

 ドラッカー先生は、予告しています。もちろん時期は外れる

 こともあるかもしれませんが、社会が変わるのは皆さんも

 感じていることだと思います。それが大きく変わると考えるか

 そうでないと考えるかの違いで、現在の行動に大きな違いが


 できてきます。私や社会がガラガラポンと変わってしまうの

 ではないかと考えています。私は変わることを楽しみに待って

 いる次第です。

 上記に挙げた言葉を、一つずつ解釈し、自社に置き換えて

 いくとマネジメントの立場で何をしなければならないか

 見えてきます。

 『指揮命令ではない。方向づけである。』と一言で言って

 いますが、具体的に自分はどのように行動を変えていかなければ

 ならないのでしょうか?
今までの自分の経験では、おそらく

 浅くとらえたり、違った意味に捉えたりしてしまうのでは

 ないかと思います。

 そこで、文章の解釈については、ライブ番組の中で一緒に考えて

 行きたいと思います。

  <<ライブde解説は10月9日チャンネルはここから>>

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年10月02日

経営の教科書【忙しくなったら人を雇う誤り】

◆私たちの青年期における常識は、現在の非常識になっています。

 人口構造を見るとそのことを知覚することができます。

 ところが人口構造の重心は、われわれより上の世代。

 社会的概念はそこに合わせられます。

 人は不足すれば、補充すればよい。これが人が不足したら

 仕事をが廃棄するに変わってきました。

 われわれからすると180度物の見方を変えていく必要があり

 ます。

 これからの社会は、明らかに風景が違います。

 もし、今うまく行っていない、不安があるという方はこの動画で

 ヒントを掴んでください。

 必要な方は、以下からダウンロードしてください。
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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ランチェスター戦略