その予習の第1章で、すでに手間どっています。
実践する経営者という書籍は、これだけ読めばよいという
類のものではないようです。
今は、この書籍を離れて、『創造する経営者』の2部を読み
返しています。
その中の【9章強みを基礎をおく】では理想企業を描くことを
勧めています。この章を読んで、自分自身を振り返ってみる
経営というものを勘違いしていた自分に気づきました。

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経営というのは、手持ちの手段できる利の良い仕事を
見つけ出し、高い利益を得ることと思っていました。
理想企業なんて、世の中は変わっていくし、景気の波も
ありますから、考えられないと決めつけていたのです。
しかしドラッカー先生のいう理想企業は、絶対的なもの
ではなく、到達したらさらに上が見えてくるようなものの
ようです。しかもすべての企業には、すべての企業の状況が
あります。したがって、同じものはないということになります。
ほとんどの企業は、この理想企業を描いていません。だから
今ある手段だけで、なんとかうまくやる方法を見つけようと
してしまうのです。こうなれば事業は良くなるという状態を
描くと、そこに向けてできていないことを埋めようと努力
します。
ドラッカー先生は、事業を成功させる3つのアプローチがある
と言っています。しかもそれは保証済みだと。
1.理想企業のモデルからスタートする
2.機会の最大化を図る
3.人材の最大利用を図る
書籍では、それぞれどのように実現したかという事例を紹介して
われわれに伝えてくれています。
経営戦略も同じく、勝てる状況を描きそうなるように持っていく
という考え方です。横綱相撲のようなものです。
ドラッカー先生の書籍の訳者で有名な上田惇生先生は、次のように
ドラッカー先生の考え方を伝えています。
『まず理想を描き、手持ちの手段でケースバイケースで』
この言葉の意味が、少し深くわかりました。
乱気流の時代に、われわれ中小企業が理想企業とするのは
どういう企業なのでしょうか?
手持ちの手段を最大に生かせる理想企業を描いてみましょう。
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