と思われるかもしれませんが、すでに明日は始まっています。
社会が知識社会に突入していることを理解している人は、
明日の組織モデルの重要性を解っていただけると思います。
知識社会では、知識労働の生産性の向上が課題なります。
見方を変えれば、知識労働の生産性向上が業績を左右する
ことになります。
何度もセミナーなどでお伝えしてきましたが、知識労働の
生産手段は、一人一人の頭になります。

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それ以前は、生産手段は工場の装置でした。装置を動かす
ために人間が動き、装置が製品を生み出しました。
しかし知識労働の場合、コンピューター自身がものを作り
だすことはなく、人間が頭で考え指令をするから製品が
生まれます。さらにその指令の仕方によって、生産性が
大きく変わります。
つまり人間の頭の使い方いかんで、業績が左右されます。
その頭は、マニュアルを整備すれば働くものではありません。
その人自身しか動かすことはできないのです。
もし皆さんの組織が、頭を使わない組織であったり、仕事で
あったりした場合は、どれだけ激しく仕事をしようとも
生産性は上がりません。
では、生産性が高い組織モデルとは、どうゆうものでしょうか?
ドラッカー著『ポスト資本主義社会』には、次のように書かれて
います。
『明日の組織のモデルは、オーケストラである。
250人の団員はそれぞれが専門家である。
チューバだけでは演奏できない。演奏する
のはオーケストラである。オーケストラは
250人の団員全員が同じ楽譜をもつこと
によって演奏する。』
各楽器の担当は、それぞれの専門家です。だれもその人の変わりは
できません。そうかといって、そのパートなしでは品質の高い音楽は
奏でられません。
そして全員が、自分がどのような役割をなし、楽団は何を演奏するか
を知っています。
以前の組織は、親方の頭の中だけに、行き先があり(もしかしたら
行き当たりばったりかもしれませんが)下働きの人間は意味も解らず
親方の言うとおりに体を動かしていたにすぎません。
以前は、これで十分業績が上がったのです。その原因の多くは道具の
発達ではないかと思います。
自社をオーケストラにしていくには、団員がこのことをまず理解
しなければなりません。そして縦の関係の習慣を変えなければ
なりません。
それとほぼ同時に、楽譜を全員は配布しておく必要があります。
楽譜には、当然題名があります。事業でいうミッションステート
メントが書かれていて、演奏の目的が解らなければ質の良い演奏は
できません。
皆さんだったら、どのようにオーケストラ型の組織にしてくで
しょうか?ライブ配信で一緒に考える時間を取りましょう。
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