2022年08月04日

世の中は、事業そのものを誤解している

◆ピータードラッカー著、上田淳生訳『経営の哲学』という

 書籍があります。この書籍は、ドラッカー先生が長年書かれ

 てきた文献から重要な文面を抜粋した書籍です。

 経営の哲学以外に仕事の哲学、変革の哲学、歴史の哲学

 というシリーズがあります。名言集のように思って頂ければ

 イメージしやすいと思います。

 自分の感覚で事業をしているだけでは、気づけないことが多く

 出てきます。基本と原則から外れたことをしていると、いずれ

 その事業は破綻してしまいます。


 事業の破綻は、自己破産するだけではないか。それで責任を

 取ったように思っている人もいるかもしれませんが、それは

 自分勝手な考え方です。

   世の中は、事業そのものを誤解している

  ★動画deプログ解説はここから★


 よりよい組織を作りより以上の成果を上げていくのが事業に

 課された責任
です。

 この書籍は、ドラッカー先生の書籍をある程度読まれた方に

 とって非常に頼もしい書籍です。

 今までそうは思っていても実行できないという方に、繰り返し

 ドラッカー先生が語りかけてくれるからです。

 オーディオブックも出ていますので、併用するとよいかと思います。

    

 事業をしていると人の手が必要になります。そのために人を雇う

 ということもあると思います。

 こうして人が集まり集団ができます。しかしこれだけでは組織とは

 言えないよ
うです。そして単なる人の集まりだとその集まりは、

 長く継続することはないとも、ドラッカー先生は言っています。

 流行りによって業績を上げた企業は、流行りとともに消えます。

 経営の哲学の最初に組織の存在意義について書かれています。

   『組織が存在するのは組織自身のためではない

 組織を維持するために躍起になっているところもあるようですが、

 それは大きな間違いということになります。

 こんなことドラッカー先生の書籍を読むまで考えたこともな

 かった。でもよく考えてみると世の中を見ていると反面教師が

 たくさんあります。

 組織を維持するために、嘘で固めて、書類は改ざんし、パワハラ

 によって組織に従わせる。組織員は、組織のために働かされる

 というような企業、団体は山のほどあります。

 これってなんだかおかしいなぁ〜と思いながらも、自分を

 納得させているのではなかったでしょうか?

 こういうところにドラッカー先生のメスが入ります。

 人が集まってくるのには、それなりの理由があるはずです。

 集まったからこそできることがあり、存在する理由がある

 はずです。それは社会のニーズ、個人のニーズ(個人には

 組織員も当然含まれます)を満たすことではないでしょうか?

 組織を維持することが存在理由というのは、矛盾があります。

 そもそも組織を作らなかったらいいわけですから。

 維持することは、目的を達成するための条件ではありますが

 目的ではないはずです。

 健康であろうとするのは、病気をすると辛いからでしょうか?

 健康であるのは、よりよい人生を過ごすためではないので

 しょうか?健康管理をするのは、人生にとっての手段です。

 人生の目的をもって健康管理する人と、ただ長生きするために

 健康に気を付ける人とどちらが自分にとって良いと思われますか?

 組織ならではの目的がないと組織の存在意義はありません。

 単なる組織の延命が目的になってしまいます。

 組織が存続し続けるには、社会や個人の役に立つこと、人に

 集まってもらいたければ、組織員のニーズを満たすことです。
 
 ドラッカー先生の言葉は、われわれが何となく変だと思って

 いることを思いもよらぬ角度からズバッと言い当てます。

 私のような凡人は、何度も言葉を噛みしめてジワリジワリと

 解ってきます。

 どうやら私たちは、事業そのものを誤解していたようです。

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 09:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界