2020年05月24日

敵の情を知らざる者は、不仁の至りなり

◆用間篇は、間諜、スパイについてです。スパイは敵の情報を

 キャッチして、味方に有利な情報をもたらすものですが、

 その方法に5種類あると伝えています。

 この段も、やはり戦争について具体的に書かれているので、

 経営に応用する部分は、中々見つかりませんでした。以下の

 6段からなっています。

  61.敵の情を知らざる者は、不仁の至りなり
  62.間を用うるに五有り
  63.三軍の親は、間よりも親しきは莫く
  64.吾が間をして必ず索りて
  65.反間は厚くせざる可からざるなり
  66.明主・賢将のみ、能く上智を以て間者となし


 なぜスパイを送り出すかという理由について孫子は、戦争と

 いうのは、長い距離を移動し、命を掛けて、国のお金を掛けて

 それこそ国の存続を掛けて行うものだ。やる以上は最も有利な

 状況で実行
しなければならない。それには、情報が必要だ。

    敵の情を知らざる者は、不仁の至りなり

 情報収集つまり間者にお金をケチるようでは勝てるどころか

 国を危険にさらす
ことになります。

 経営においては、お客の情報と競争相手の状況を集めようとせず

 自分本位で、やれるだろうととりあえずやってみる
というのが

 これに当たります。中小企業の社長にこれが多くなるのは、資本家

 と執行者が同じだからだと思います。俺が金を出した会社だから

 何をやってもいいなどとは言えないのです。

 さらに、スパイが命掛けで手に入れた情報を生かさないとなんの

 ための命なのか解らなくなり、誰も命を掛けて仕事をしようと

 しません。

 コロナ禍で出勤してくるのは、命がけです。その人たちが集めて

 来た情報を生殺しにするわけには行きません。

 そうかといって、鵜呑みにして組織を滅亡させてもいけない

 です。それだけ将軍は戦いに長けていなければなりません。

 経営戦略の低い経営者には、優秀なものは、ついていかないという

 ことになるのかもしれません。


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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 09:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 孫子の兵法